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志望校選択から始まる意識の醸成

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チリ太郎の学校では2学期中間テストが終わり、10月中に秋の行事がいくつか続きます。
球技大会、芸術鑑賞、外部模試

そう、中間テストから数日空けて、すぐに外部模試があります。
外部模試自体は中学でも行っていますが、今回は駿台模試ですのでそこそこ難易度が高そうです。これに加えて、今回からは志望校情報も登録します。これは中学時代には無かったことですね。

この志望校情報の登録ですが、テスト実施日とは別日に入力する日が設けられたようです。
その前日の夜にチリ太郎が、

チ:「志望校情報も決めておかなきゃね。明日登録するみたいだから」

というので、いよいよ考える気になったかと大学の序列などについて簡単に説明しました。

青:「まあ、あくまで偏差値的な話になるのだけど…。国公立最上位に東京一科があり…、これとは別に理系には医学部受験があり…、旧帝があり、私立は早慶上理があり…。そうそう、おとさんは知らなかったけど、旧帝の次にTOCKY(トッキー)なんて括りもあるらしいね…」

妻:「チリ太郎さん、聞いてませんよ。」

青:「えっ?!」

チ:「いや、なんか細かすぎて…。そこまで必要かなと」

結局、どういう基準で選んだのかは不明ですが、自力で志望校登録はしたみたいです。
チリ太郎が大学の情報を大して知らないであろうことは普段の様子から明らかです。
しかし、親が「知らないから教えてやろう」と思ったところで、本人が興味を持つかどうかは別の話なのですね。
今回のように必要に迫られれば興味を持つかというと、そうでもないようです。
第一、私ごときがする説明というものがほぼ無価値ですよね。

志望校登録を終えた後になりますが、チリ太郎にはYouTubeで見つけた「東京一工」に関する簡単な紹介だけ見てもらいました。

↓私が偶然見つけた武田塾チャンネルの動画
https://www.youtube.com/watch?v=tLjY3R1HrHc

そんなに深い解説はしていませんが、それらしき人(業界の人)が視聴者の興味を引くように語るという点が重要で、チリ太郎も私の話よりは興味を持ってくれたみたいです。
(といっても、スマホゲームをしながら見ていましたが…)

まあ、チリ太郎の呑気ぶりには呆れますが、それでも、私の高校時代よりはマシですね。
なにせ、私はこうした模試で志望校登録とかした記憶がありませんので。そうしたことを考えると、チリ太郎の学校が高1の時点でこうした外部模試を実施してくれるのは大学受験を見据えたスケジュールとして大変ありがたいことです。

大学受験を見据えた中高の過ごし方を考えたとき、世の中、特に塾業界では「先取り」が一般的です。
先取り学習をするということは、大学受験に向けた意識の醸成も少し早めに進める必要があると思うのですが、そこは気持ちの問題であり、ついてこられるかどうかの問題があります。
もちろん、志望大学とか、そうした目標とするものがはっきりしていなかったとしても、「勉強することが好き」とか、「人より先に進むことで優越感が満たされる」とか、能力が高すぎて多少の先取りはこなせてしまうとか、問題なくできてしまうこともあります。
ただ、そういうケースでなければ、どうしても子供の尻を叩いて追い立てるような形になってしまうと思います。

中高一貫校で6年あるわけですが、学校側が考える大学受験までの意識の醸成、生徒の学力の積み上げ、本人の自覚、親の希望と、それぞれの思惑があります。
望んで先へと進んでいくのは問題ありませんが、無理やり尻を叩いて先へ進ませるのが正解なのかどうか…。
これらがピタッと一致していると、生徒も親も心穏やかで無駄なく過ごせるわけですから、学校のペースで任せて安心だと思えるのであれば、それが一番なのかもしれません。

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