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同級生、事情もそれぞれ

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先日、チリ太郎の保育園の同級生でランチ会がありました。
お母さま+子供というメンバーでしたので、残念ながら私は参加を見合わせましたが、久しぶりの顔合わせとなったため、会は大いに盛り上がったようです。

まあ、盛り上がったのはお母さま中心ですかね。
子供たちは中2という微妙な年頃(男女います)だけに、その場に集まるだけでも「すごいな」と思ったのですが、子供たちだけで話が盛り上がらないとみるやトランプを買ってきて楽しむなど、気転の利く子たちに成長していたようで、妻の話を聞いて感心しました。

チリ太郎の通っていた保育園は小規模でしたので、同級生は10人以下です。
ただ、進路は国立や私立、公立中と多様な感じです。

少し気になったのは、学校から足が遠のいている子が複数いたことです。
(それでも、その会には出席してくれるぐらいなので、重い状態ではないと感じましたが)

このブログは受験ブログのカテゴリに登録していたりしますので、読者の皆様の感覚からすれば、

「不登校」=「避けたい事象」

となるでしょう。

私も、もしチリ太郎が学校に行きたくないと言い出したら、かなり心配すると思いますし、できることなら短期で学校に復帰してくれることを望むと思います。

ただ、人生というのは何が起こるかわかりません。
避けようと思っても避けられないことがあります。
また、中学生ともなれば、親が望む方向に子供が進んでくれるとは限りません。

小規模集団の中でも、思春期らしい悩み、葛藤の中にいる子供がいるということを見るにつけ、世の中の同世代にはありふれた事例なのかもしれないと思いました。

学校から足が遠のくきっかけは、友人関係やその他様々なようです。
ただ、その後、
「学校になぜ行かなければならないのか?」
「学校で勉強する意味ってなに?」

という思春期らしい問いにぶつかっているようです。

私も同じようなことは考えましたね。
ですので、「思春期らしい葛藤」というふうに感じました。

幸いにして、その子たちの親御さんは無理な矯正を試みず、少し長い目で対応を検討されているようです。実に賢明で、本当に見習いたいなと思います。

こういうことは、中高一貫校に通う子にもあり得ることでしょう。
苦労して中学受験して、親からすればレールに乗せたつもりで、でも、遠回りするだけならともかく、レールを外れるようなことだってある。

私だったらどうするかな…。

多分、まずは腹を括るでしょうね。
避けられないなら正面から取り組む気構えを持つことが必要です。

そして、
「学校から足が遠のく原因」を調べた上で、
「学業への興味があるか?」
「学業以上にやりたいことがあるか?」
「ただなんとなく気力が湧かないのか?」

みたいな観点で身の振り方を考えるかなと思います。

まあ、進学を考えて未練がましく「学業」ということを第一に考えてしまうのですが…。
中高一貫6年間の学業って「膨大なようであって、実はそれほどでもない」というのが私の考えです。

学業については、本人の素養と学ぶ気持ちが揃っていれば、短期間で挽回することが可能だと思います。
実際、鉄緑会とか東進なんかは超先取りカリキュラムでも成立しているわけなので、逆の方法で挽回することができないはずがないのです。
2、3年遠回りしても、諦めるようなことではないのですね。

ただ、現実問題として、大学受験というような期限に縛られてしまうと、無理を強いるようなことにもなりかねません。

一番重要なのは、「学び」に対してマイナスなイメージを与えないことですね。
その点だけは注意したいかなと思っています。
進学に限らず、何か技術を習得するような分野でも、「学び」は必要ですからね。

そして、本人が自分なりの答えを見つけたときに、

「今からでも大丈夫。好きな方向に行けるし、何だってできる。」

と言ってあげたいですね。

いつだって、人を縛り付けるのは世間の常識や決めつけであったり、親の束縛であったりするのですから。
親がそれらを打ち破ってくれるなら、味方になってくれるなら、その子はきっと目指す方向に向かって歩いていけるはずです。

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