チリ太郎の学校の体育祭を観覧してきた感想を残しておきます。
あまり詳しく書くと差し障りがありそうなので、抽象的な表現になってしまうことをお許しください。
昨年はオンライン視聴でチリ太郎の参加する体育祭を開会から閉会まで視聴しました。
競技全体がよく理解できるカメラワークで大変視聴しやすかった覚えがあるのですが、参加している生徒までよく見えたかというと、そこは限界があり、オンラインでチリ太郎の姿を確認することまではできませんでした。
今年については、
青「現地で観覧したら、さすがにチリ太郎の姿もすぐにわかるだろう…。」
なんて楽観していたのですが、背格好が似た生徒の中にいるので、必死に探しても見つけることは容易ではありませんでした。
観覧エリアから生徒の控え席までは一定の距離があるため、私は競技の招集がかかるタイミングで入場エリア付近に移動したりして、チリ太郎の並んでいる場所などを確認しました。
それぐらいの工夫をしないと、あっという間に終わってしまう競技もありますからね。
1日中体育祭を見ているのは体力的にもきついところがあるのですが、でも、ずっと見ていたい。
我が子だけでなく、生徒全員の様子を見ていたい。
そんな気にさせる何かがありますよね。
運営も審判も全て生徒ですし、競技間に審判団の「協議」「確認」「各チームからの抗議対応」などが入るため、そこは間延びする印象があります。
ただ、「観衆がいるから盛り上がる」とはいえ、そこはやはり「教育活動」であることが優先されます。生徒が大会を管理し、競技も裁定する中で生徒同士が競うというその営みを理解しながら観戦する。そういう心構えで観覧すべきでしょうね。
1日観戦していると、いくつもの素晴らしいシーンに出会えます。
生徒の素晴らしいパフォーマンスはもちろん、結果を出せずに涙する姿、他チームを激励する姿、ちょっと気の利いた演出。
周到に用意したものも、その場のひらめきも、いろいろと感じ取ることができるから不思議です。
そうそう、先の記事の中で
「実質的に各チームを引っ張るのは高2かな」
なんて書いていましたが、違いましたね。
どちらかというと競技を管理する側が高2メインで、高3はバリバリ各チームの先頭に立って引っ張っていました。
高3生はこの日だけ髪染めが許可されるため、多くがチームカラーに髪を染めていてすぐに見分けがつきます。
各チームの団長以下、4役(団長・副団長・応援団長・応援副団長)と言われる役職の方は開会前から声が潰れていて、もう練習の時から全力投入して当日を迎えていることがありありとわかります。
やっぱり、高3生にとっては最後の体育祭になるので意気込みが違いますし、そうしたものが立ち居振る舞いに表れます。
本当に、今回は初めての現地観覧でしたが、高3生に目がいきましたね。
そしてふと、
「彼らにとっては、これが実質的な卒業式なのかもしれない」
そんなことを思いました。
詳しいスケジュールはわかりませんが、私立校の多くは少し前倒しの学習カリキュラムを組んでいますので、高3の期間はほぼ大学受験対策に充てられるようになっていると思います。
ですから、彼らはこの体育祭に全力を投入したら、学校イベントというものに一区切りつけ、心身ともに受験モードへと切り替わる。
チリ太郎の学校の体育祭は、そんな性質も持っているのかなと改めて感じました。