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ぶどう狩りも立派な勉強

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先日、青ティ家恒例の山梨ぶどう狩りに行ってきました。
この恒例行事は昨年も記事にさせていただいております。
行先の農園は同じで、妻に確認してもらったところ、7回目の往訪とのことでした。(チリ太郎が年長さんの時に初めて訪れ、それから小2の年を除いて毎年通っています)

今回はチリ太郎の文化祭振替え休日の日に行きましたので、初めて「平日」の往訪となりました。(小学生のうちは平日に行けるチャンスはほぼありませんからね)
台風の接近で雨の日が続いていましたが、幸いにもその日は晴れました。青ティはこの日に合わせて休暇を取っていたので、本当に恵まれました。

勝沼ぶどう郷駅から農園に連絡をするとお迎えに来ていただけるのですが、その車中でスタッフの方から、

「7月に勝沼を含む一帯の地域が世界農業遺産に認定された」ことを伺いました。
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kantai/giahs_3_111.html

もちろん、話を聞いただけではよくわからないので、後で詳しく調べたのですけどね。
○○遺産と聞くと、「ユネスコか?」と思ってしまうのですが、国際連合食糧農業機関(FAO)により認定されるもののようですね。

平日のぶどう狩りはかなり空いていて、とても快適でした。
青ティ家がおせわになっている農園は食べ放題システムではなく、狩ったものを購入する方式です。
そして、別途販売もされているのですが、販売しているものは試食ができますので、様々なブドウの種類を見て味わうことができます。
その種類も、9月から10月(第2週ぐらいまで)の間で収穫を迎える品種が変わりますので、お邪魔したタイミングでラインナップが異なります。
7回も通っている我が家ですが、今回も「カッタクルガン」などという見たことも聞いたこともない品種が販売されていました。
(皮ごと食べられる品種の中では、明らかに皮が薄いものでした。甘さは控えめです。)

購入したブドウ

購入したブドウ
左のカゴがぶどう狩りしたシャインマスカット。右には甲斐路やルーベルマスカットなども入っています。

この農園の4代目園主はお客さんともよくコミュニケーションをされる方ですので、ぶどうのことは何でも包み隠さず教えてくれます。
このようにいろんな品種を育てておられるのも

「まあ、うちの場合は趣味のようなもの」

とおっしゃっていましたが

「もう、意地で作ってるようなところもある」

ともおっしゃっていました。

というのは、やはり昨今、圧倒的に人気となっている「シャインマスカット」の生産にどの農園も舵をきってしまっており、そうしたマニアックな品種が淘汰されてしまうかもしれないという危機感をお持ちなのだと思います。

平日で非常にゆったり過ごせたため、家族で4代目のお話を材料にディスカッションなどもしてみました。

青:「圧倒的に人気があって、生産もしやすいのがシャインマスカットだとして、それ以外の品種を育てるメリットってあるのかな?」

チ:「うーん、他の品種は高くも売れなくて、収穫量も半分ぐらいのものがあるって言ってたから、普通に考えるとみんなシャインマスカットを育てるよね。」

妻:「そうするとシャインマスカットしか食べられないけど、どうする?」

チ:「それも寂しいね。あと、シャインマスカットも高く売れなくなっちゃうかな?」

青:「そのとおりだよね。しかも、4代目もおっしゃってたけど、『ぶどうはその年の出来、不出来があるけど、お客様の期待は常に大きい』から、市場に出せば売れるというほど楽ではなさそうだよね。」

チ:「そうか、違う品種も育てておいた方がよいね。」

青:「そうね。あと、次世代の品種を開発する意味でも、いろんな種類を残しておいた方がよいよね。ブドウの品種は数千種ともいわれるけど、どのかけ合わせで『当り』が出るかはわからないからね。」

妻:「その当り品種を中国や韓国に盗まれないようにしないとね。」

チ:「えっ、そんなことあるの?」

青:「まあ、和牛とかイチゴとか、シャインマスカットも持ち出されてるらしいよね。」

妻:「そういうものの被害額は数百億ともいわれるからね。どうやって計算するのか知らんけど。」

青:「種苗法が改正されたりもしたけど、素人的に考えてみても、工業製品の特許権などよりも農作物の権利は守ることが難しそうだよね。チリ太郎も、是非考えてみてよ。」

妻:「無理だね、話半分でタブレット見ているようでは。」

青ティ家のぶどう狩りはいつまで続けられるかわかりませんが、チリ太郎が

「もう行かない」

と言うまでは続けようかと思っています。

今回も、農園の方のお話を聞くことができましたし、ぶどう狩りもして、ぶどうの丘から勝沼駅までの道中で生きてるムカデを見かけたり、都会っ子には本当によい経験になると思います。

妻:「ワインも飲めるしね。」

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