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ゲームばかりの夏休みでも

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チリ太郎、夏休みはゲームばかりして過ごしています。

私の母(チリ太郎の祖母)は、そんなにゲームばかりしていて大丈夫かと心配しますが、私は、

青:「漫然とやっているのでなければよいと思っているけどね。様子を見ていると、いろいろ考えながらやっている部分もあるみたいだよ」

と答えています。

私の子供の頃の話(つまり私の親の世代)ですと、テレビ=悪、テレビゲーム=悪と決めつける大人(親や先生)も多かったと記憶しています。
現代はそこまで極端に決めつける大人は減った印象がありますけどね。

テレビ番組も昔とは変わりましたし、ゲームも多種多様なものが増え、全てが悪だと括るのはやや極端だと皆が思い始めているのかもしれません。(願望)
私はテレビっ子であり、ゲーム大好き人間ですので、基本的にこれらのコンテンツを肯定的に考えていますが、皆様はどうでしょう?

「テレビの中にはためになる番組もある」
「ゲームの中にもためになるものがある」
「プロが作っているのだから、一方的に害になるなんてことはない」

 と言われたら納得しますか? (私はいつも、上記のように主張しています)

 仮に私の主張の通りだとしたら、これらのコンテンツとの関わりは、

・(管理する側の)取捨選択
・(本人の)取り組む姿勢

によって良くも悪くもなるという認識になると思います。

これを言ったら身も蓋もありませんが、私は「本人の姿勢」が全てなのかなと思っています。
テレビを見るにしても、ゲームをするにしても、その結果何を考えてどう考えを膨らませていくかが重要だと思います。

私はその観点でチリ太郎の様子を観察して、

青:「ああ、いろいろ感じたり、考えたりしながら楽しんでいるな」

と思えるので、本人に任せるようにしています。
また、時にそうした考えが生活や学習に紐づくように誘導したりしています。

先日、こんなことがありました。

チリ太郎と私がやっているゲーム「いただきストリート」には、株という機能があり、簡単に言えば双六をしながら物件を買い、物件に紐づくエリアの株を買って資産を増やした人が優勝するというルールです。

チリ太郎はゲームをした後、将棋の感想戦のように一人で様々なことをしゃべりながらゲームの余韻に浸ることが多いのですが、ある日、こんなことを言っていました。

チ:いたストの株の仕組みってさ、増資する場合を除くと買ったときに7%上がって、売った時に7%下がるはずだけど、これってずっと売り買いを繰り返すと、資産的には減っていくんだよね。このあたりの仕組みがゲーム性として絶妙な気がする。

青:今サラッと言ったけど、7%増減の売り買いを同じだけ繰り返したら、資産って増減しないんじゃないの?

チ:えっ、下がるはずだけど

青:本当?

チ:そのはずだよ

私はその場はスルーしたものの、今一つ釈然としない部分があったので、エクセルで計算してみました。(超簡単な作業ですが…)
確かに、チリ太郎の言うように資産は減っていくのです。こんな具合です。

元資産1,000円
買い:1,000×1.07=1,070
売り:1,070×0.93=995.1
買い:995.1×1.07=1,064.757
売り:1,064.757×0.93=990.22401円

これ、10%増減でも同じく減少します

元資産1,000円
買い:1,000×1.10=1,100
売り:1,100×0.90=990
買い:990×1.10=1,089
売り:1,089×0.90=980.1円

私はこの現象をチリ太郎がどう説明するかに興味が湧き、その日の夕食時にチリ太郎に聞いてみました。

青:チリ太郎が言ってた「いたスト」の株価なんだけど、確かに売り買いを繰り返したら資産は減っていくみたいね。わからなかったから計算してみたよ

チ:少しずつ減っていくよね

青:ちなみに、おとさんみたいに「増減しないはず」って思っている人がいた場合、これを数学的に説明できる?

チ:うーん、どうだろう。まず上昇する数字をxとして…、○&△?×

妻:何の話やらわからんな

青:いや、そこは小学高学年や中学1年生ぐらいにわかるような説明じゃないと…

チ:あっ、そうか。うーん、わかりやすい数字で計算してみるのが一番よいのだけどね

青:まあ、それじゃあ家庭教師は務まらないよね。おとさんなりの結論なんだけど、株価が増減しないためには、掛ける係数が「逆数」の関係であるって説明はどうかな

チ:そうだね。2倍増えたら減るときは1/2というような関係なら増減しないからね。いたストの7%増減はこの関係より僅かにずれてて、その結果徐々に資産が減っていくんだよね。

妻:いや、小学生相手なら逆数の説明も必要じゃないか?

子供が楽しそうなものに惹かれていくのは当然のことです。
それを阻止しようとしても、あまり良いことはありません。
テレビやゲームがなければ勉強するようになるかというと、それこそ甘い見立てでしょう。

私は子供が好きなものからうまく話題を広げていくのがよいかなと思っています。
もちろん、こんな自由にやらせていて、成績が下がりやしないかというのは常に感じていますけどね。

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