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数学特待を取ったものの

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7月上旬の話ですが、帰宅したら東進ハイスクールから封書が届いていました。
封筒の表に記載されている文字で何が入っているかわかりましたが、6月に受験した全国統一中学生テストの試験成績に基づく「特待認定」のお知らせです。

全国統一小学生テストと同じように、中学生テストでも成績優秀者(全国上位100名程度?)は海外研修などの特典をかけた決勝大会に招待されることはよく知っていましたが、そんな雲の上の世界はあまり気にしたことがありませんでした。(実際、チリ太郎はそれを狙うほどの成績ではありませんので)
しかし、中学生テストの場合は、そうした最上位(+特典)を目指す層とは別に、数学の成績が一定基準に達すると東進ハイスクール(系列校含む)の「数学特待」に認定されるという特典があるのですね。

チリ太郎の場合は純粋に興味があって中学生テストを受験しただけですし、私も小学生テストのときの知識しかなかったため、そういう制度があることをこの封書が届くまで知りませんでした。
ですので、封書の中に入っていたリーフレットを興味深く読みましたし、さらに興味が湧いたので、関連サイトなどを調べてみました。
東進の「数学特待」というのは以下のような制度のようです。

・正式には中2以降を対象に認定される
・中1(選考は小6)で認定される東進スーパーエリートコースとは別の制度
・全統中テストの「全学年統一部門」を受験して一定成績を収める他、東進系列模試などの成績、在学中の学校の成績などを基準に認定されるらしい
・認定されると、入学金の減免、数学の講座受講料無料、講師の指導費や模試受験費用無料といった特典がある
・数学特待の適用期間は高校1年までで、高校1年に上がるタイミングなどで再審査もあるらしい
・カリキュラムとしては、高1終了までに数ⅢCを終える先取りカリキュラムとなっている
・特待生は他の受講生の模範となるべく「週3日以上の受講」が義務づけられるらしい(どれぐらい拘束力があるのかは不明)

 封書に入っていたリーフレットだけではよくわからなかったのですが、減免される金額ベースで考えた場合、東進の講座は1講座受講が77,000円であり、例えば、10講座受講したなら77万円の減免効果があるわけですし、不可能だと思いますが、15講座受講したら100万円を超える減免になるわけです。(実際、講座受講料以外の減免も含めれば、標準的な受講頻度でも100万円近い減免効果があるのかもしれません)

 大人がこういうのを見てしまうと、

「すごいお得じゃん! 折角だから通いなよ」

と子供に勧めてしまいそうです。

特に、そうした成績を収めるというのは数学を得意にしているお子さんである可能性が高いですから、

「うちの子は数学が好きだし、興味に任せてどんどん先取りできる上に大学受験対策にもなるのだから、この特待は願ったり叶ったりだ」

と思ってしまいそうです。

チリ太郎は子供らしく嬉しそうにはしていましたが、実際に東進に通うかというと、それは無い気がします。(申込期限は9月ぐらいまでありますが、本人は「スルーでいいかな」と言っていました)
子供が乗り気でない場合、前のめりになる親との間にギャップが生まれてしまうので、先々うまくいかないパターンかなとも思います。

もちろん、入ってみて途中で辞めても金銭的にはそれほど痛くないのですが、チリ太郎の場合は中1で鉄緑会を辞めていますので、似たようなことは繰り返したくないという思いが頭をよぎります。

仮に東進に入ったとすると、「週3日の受講」が義務付けられるわけで、それに沿っていけば通塾という方法で勉強が生活サイクルに組み込まれることになります。
大人からすると、「それは良いこと」「望ましいこと」と考えがちなのですが、私はチリ太郎を見ていて、

「本当にそうかな」

と疑う気持ちも持つようになりました。

チリ太郎、テスト週間でも家庭学習は1時間も無く、0時間の日もあり、テスト週間中の家庭学習時間は30分/日というところ。
このペースはテスト週間でない日もほぼ変わらないため、学校で推奨する家庭学習目安(2~3時間?)にも全然届いていません。
しかし、定期テストの成績が悪いかというと、そうでもありません。

勉強していないのにそれなりの成績なのだから、通塾したら成績が伸びるのではないか?
と考えるのは普通で、確かに短期的には成績が上昇すると思います。

しかし、大学受験までの残り4年強

「大学受験を考えたとき、数学や英語などは高1までに仕上げてしまい、残りの2年を総合演習や他教科の強化に使うのが上位大学合格への最短ルートである」

というプランを鵜呑みにしてよいのかなと。

上記のプランは王道かもしれませんし、理想的なプランである気もします。
ただ、万人に合うプランであるかというと、間違いなくそうではないでしょう。

問題は、その方針を中学1年や2年の子が理解し、納得できるかという点ですね。
受験する当人が理解してやっている分にはよいのですが、そうでない場合はどこかで「やらされている」ことになり、ペース的に無理をしている可能性があります。

チリ太郎の今の様子を見ていると、家ではのんびりしている分、学校の授業はしっかりと聞いているのだと思います。
これができているなら、そのペースを守るのが最善であり、チリ太郎のやる気の上昇に合わせて勉強量を増やしていくべきなのかなと思っています。

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