夏休みもいよいよ終わりに近づいています。
チリ太郎のクラスのグループLineでは、「宿題、英語しか手がついていない」とか、「オワタ」、「詰んだ」などの愉快な(?)投稿が多数あったようで、チリ太郎は自分などは結構進んでいる方だと言わんばかりに教えてくれました。(チリ太郎自身、結構ギリギリなラインだと思いますけどね。)
だいたい、夏休み残り1週間ぐらいのことでした。
しかし、そうした子たちも、残り1週間ぐらいもあれば何らかしら形にしてくるのではないかという気がしました。
チリ太郎にそう伝えてみたところ、
チ:「えー、そうかなぁ。無理だと思うけど…。まだ英語までしか手がついていないなんて…。」
と言っていました。
甘いですね。
そもそも、Lineで自虐ネタを報告できるぐらいなら、かなり余裕があるってことですよ。
当人はなんとかできる見込みがあるのだと思いますけどね。
チリ太郎はそういう「猛烈な追い込み」みたいなことを自分ではやったことがないので、他の子のパワーみたいなのを知らないだけだと思いました。
まあ、そのようにクラスメートと交流してみて、自分では無理だと思っているようなことを他の子が成し遂げていく様を目の当たりにすれば、「意外と自分でもできるかも」と思うようになります。
それが中高時代の人間的な成長につながっていくと思います。
今の時代、ネットで周りの様子、同世代の情報が簡単に手に入りますが、直接の交流を通じて得られる経験の方が大きいものです。
ぜひ、同級生や先輩方との直接交流を通じて、自分自身の可能性に気づいていってもらいたいなと思います。
少し話が変わりまして…
先日、チリ太郎と同じ部活の中2生や中3生の親御さんとお話をする機会がありました。
お子様の様子などについて話を伺っていたのですが、私が公立校で経験してきた中高時代とは明確に違うのだなという感想を持ちました。
どういうことかと言いますと
私のように中学、高校をそれぞれ過ごしてきた経験からすると、中学では中3で最上級生になり、悪い言い方をすれば「学内でかなり幅を利かせます」。
しかし、中高一貫校で中高の連携が強い学校の場合、(高3生が受験準備などで早期に抜けた後は)実質的には高2、高1生が部活や学校行事を仕切る形になりますので、中3ぐらいでもまだ「指導を受ける側」という印象なのです。(もちろん、できることの幅は広がり、それに応じた役割が任せられますが)
そんなところから、
青:「名実ともに、中高一貫の6年教育なのだな」
などと感じてしまいました。
「中3で最上級生として威張り散らした後、高1でまた下っ端に戻る」という経験と、
「高2まで段階ごとのステップアップ」と
どちらが良いとか悪いとか、そんな話ではありません。
単純に、チリ太郎は私や妻の経験した中高時代とは全く異なる環境で青春を送るのだなぁと思った次第です。
そもそも私立ですし、別学ですからね。かなり異なる環境ですよね。