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体験学習のサイズ感

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もう1ヶ月近く前の話で恐縮ですが、家族で恒例行事となっているぶどう狩りに行ってきました。
昨年も記事にしているのですが、お世話になっている農園はずっと同じところです。

今年は「シャインマスカットが値下がり」というようなニュースが流れて話題になっていましたが、そうしたややネガティブともとれるニュースについても、おしゃべりな農園の四代目はいろいろと教えてくれました。
そうして様々な情報に触れつつ、シャインマスカット狩りをして、クイーンニーナ、翠鳳などを大量買いして帰りました。

そうそう、我が家がお世話になっている農園の四代目園主が、先日放映されたテレビ番組「マツコの知らない世界-ぶどうの知らない世界-」のコメントVTRで出演されていました。
たまたま見ていて遭遇したため、妻と一緒に驚いていたものです。
でも、おしゃべり好きな四代目らしく、バラエティ的にはものすごく使えるコメントを残していたので、さすがだなぁと思いました。

少し話が脱線しましたが、ぶどう狩りの日の話です。
今回はカーシェアで車を借りて行きました。

以前、チリ太郎の受験期だったと思うのですが、連休の中日に車で行って渋滞に巻き込まれ、ひどい目にあった年がありました。
その年で車移動には懲りていたのですが、そうは言いつつ、毎年同じ場所を訪れているため、現地での機動力が無いと変わり映えしない日帰り旅行になってしまいます。
そうした理由から、今年は気合を入れてぶどう狩りを含めた日帰りツアーを組んでみました。
旅程としては、以下のような感じです。

自宅→1時間半→ぶどう農園(山梨県甲州市)

→1時間強→本栖湖付近のレストラン

→20分→富岳風穴(山梨県南都留郡富士河口湖町)

→5分→鳴沢氷穴(山梨県南都留郡鳴沢村)

→30分→忍野八海(山梨県南都留郡忍野村)

→1時間半→自宅

(文化祭の振替休日でしたので、参考移動時間は平日ベースです)

こうした旅行のプランを立てるのは私の役目なのですが、今回は結構予定どおりに行きました。
途中、有料道の降り口を通り過ぎてしまうというアクシデントはあったものの…、です。

富岳風穴と鳴沢氷穴は徒歩で移動できる距離にあるのですが、9月とはいえ残暑が続く日々でしたので、涼しい洞窟見学はナイスチョイスでした。(自画自賛)
私は車で移動しましたが、妻とチリ太郎は青木ヶ原樹海の中の小道を30分くらい歩いて移動しました。
これもなかなかできない体験です。

実際に行ってみて思ったのは、この2箇所は小学校高学年ぐらいの子供の体験学習として最適だなということです。

周囲の青木ヶ原樹海の様子(露出した根とか、普通と異なる感じ)
→なぜ根が露出する? 青木ヶ原で方位磁石が利かないのはなぜ?

洞窟内の寒さ(涼しいというより、寒いぐらい)
→洞窟の階段のある段で急に温度が下がるのがわかります。それはなぜ?
→洞窟から出てくる人のメガネが一様に曇ってしまうのはなぜ?

地学的な解説や昔の人の洞窟の活用法に関する解説
→風穴の奥には蚕の保管施設の展示がありました。なぜ?

と言う具合に、視覚的、体感的、知識的な面で刺激に富んでいます。

また、私が一番良いと思ったのは、すごくコンパクトにまとまっている点ですね。

両洞窟とも、中を巡るのに15分程度の時間で済みますし、解説なども膨大な量ではありません。
小学生でもストレス無く、飽きることなく、楽しみながら勉強にもなるサイズ感だと思いました。

私、常々思っているのですが…

子供と出かけて、例えば、少しでも勉強になればと思って博物館とか動物園とか行くじゃないですか?
でも、そうした学習場所としてスタンダードな施設って、子供の興味の範囲では明らかに「情報過多」なんですよね。
でも、大人の方は「せっかく来たのだからよく見ていきなさい」「この解説に興味深いことが書いてあるよ」なんて、少々押し付け気味になってしまう。
子供の方はとっくに飽きているか、疲れてしまっているのですよね。

中には興味に引っ張られて、疲れるまで嬉々として見学を続ける子もいます。そういう子はよいのですけどね。
普通の子は体力とか、興味の範囲、集中力の持続時間、いろんなものに上限がありますので、そこを考慮すると、体験学習でも大人が思うより「ずっと少なく、限定的」なサイズ感でよいと思うのです。

まあ、富岳風穴と鳴沢氷穴は私の思う「適当なサイズ感」に収まる素晴らしい体験学習スポットだと思いました。
中学受験を目指す小学4年生~5年生にはピッタリだと思います。

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