青ティの仕事が忙しく、記事更新が滞ってしまいました。
書きたいことはあれど、隙間時間が見つけられない。
そして、睡眠を削るなどの無理もできない年齢です…。悲しいことに。
さて、先日、チリ太郎の学校で芸術鑑賞の日(?)のようなものがありました。
(正確なタイトルがわからず妻に怒られそうですが)
おそらく全校で学年別に何がしかの芸術に触れる校外学習を行うのだと思うのですが、チリ太郎の学年は浅草で演芸鑑賞だったそうです。
そうしたイベントがあると聞いたとき、正直、「やられた!」と思いました。
チリ太郎が小さい頃から、浅草などの演芸場には一度連れて行ってやりたいと思っていたので、「学校に先を越された」と思ったのです。
まあ、半分ぐらいは「私も観てみたい」という気持ちだったのですけどね。
それだけに、チリ太郎以上に私の方が興味深々で
青:「演目は何があるの? 切絵とかある? おとさん、切絵好きなんだよなぁ…。昔テレビで見たのもすごかったけど、最近は結構進化してるみたいだよね…」
妻:「残念ながら、切絵はあるようですが、おとさんは観に行けません」
青:「だよね」
という具合に、私だけがウキウキしておりました。(観に行けませんが)
反対に、妻はチリ太郎が一人で目的地に行けるか心配しておりました。
本当は自分で行き方を調べ、指示されている時間に間に合うように家を出るのも学習だと思うのですが、チリ太郎がそんな素振りを一向に見せないため、前日の就寝前には超不機嫌になっておりました。(母親とはそういうものですよね)
最近の子なら、スマホで乗換情報とか地図アプリなどを駆使して、自力でなんとかできそうなものですが、チリ太郎はまだまだです。
そして、「わからなかったら駅員さんや周囲にいる人に尋ねてみる」ということもできません。(できるようになってもらいたい…)
しかし、チリ太郎はあまり不安そうにしていませんでした。
まあ、謎の自信があるならそれが一番ですよね。不安がってすぐに親に頼ろうとするよりはよいでしょう。
結果的に、チリ太郎は無事に目的地までたどり着けたようですし、演芸鑑賞自体も楽しめたようです。
一番印象に残った演目を聞いてみたところ、
チ:「なんかね、コマ?」
青:「ん? 大道芸の中国ゴマとかそういうのかな?」
チ:「そういうのじゃなくて、大きいコマとか、いくつかのコマが出てきて、刀の上とか紐の上で回すの」
青:「ああ、曲独楽だね。へー、懐かしいね。見たことないけど」
楽しめたのは何よりですが、羨ましいの一言です。
チリ太郎の学校に限りませんが、一般的に私立学校はこうした校外学習の種類、頻度が多い印象があります。
私は公立学校出身なので、私立学校というのはバブリーなイメージがあったのですが、実際に中に入ってみると決して無駄に豪華なことをしているわけではありません。
学校として「こういう機会を作った方がよい、こういう学習を取り入れた方がよい」と判断していった結果、必要なところにはお金をかけているという印象です。
まあ、最近は公立学校もいろいろ趣向を凝らした学習を取り入れていますので、熱心なところは私立とあまり変わらないかもしれませんね。
個人的には、こうして様々な学習機会を作ってくれるのがチリ太郎の成長の面では一番ありがたいと感じています。
私立学校に入る子は多くが一生懸命受験勉強をして目指す学校に入学します。
それを、
「学習面でアドバンテージを取った」
と思ってしまうと、
「そのアドバンテージを維持したい」
「中学に入っても、引き続き勉強習慣を維持して…」
などと思ってしまいがちです。
しかし、親がそんなふうに思ったとしても、子供の側では大学受験までの6年を乗り切るモチベーションになり得ません。
いずれ、成績だとか、学習習慣だとかを気にしなければならないのは間違いありませんが、その重要度は中高一貫校生活の半分か1/3ぐらいかなと思っています。
私は勉強と同等かそれ以上に、
「様々な経験をして、自分の興味を広げてほしい。できたら、自分が熱中できるものを見つけてほしい」
と願っています。
ですので、チリ太郎の学校が校外学習の機会を多数設けてくださったり、授業時間以外の企画(保護者会などの企画も含む)で様々な案内をくださることは本当にありがたいことだなぁと感じています。
チリ太郎はまだ中1です。
世の中は広く、知るべきことは山ほどあります。