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意識だけでもフルオーダーで

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前回の記事で旅行のシーンを子供の体験学習に見立てて記事を書きました。
少し違った角度から私の考えることをもう少し書いてみたいと思います。

子供を連れて旅行などに行くと、子供の個性とそれに対応した学習方法ということについて考えさせられます。

例えば、子供5人(Aさん~Eさん)を連れてお城を見に行ったとします。

Aさんは引率者(親)と同じペースで展示を見て回り、天守の頂上まで行って戻ってきました。
Bさんは展示の解説までしっかりと読み、天守の後に宝物殿まで見に行こうと言い出しました。
Cさんは展示の解説は読んだり読まなかったりでしたが、体験型展示や映像展示は喜んで体験していました。
Dさんは体力が尽き、途中で帰ろうと泣き出しました。
Eさんは途中にあった刀の展示と頂上の景色だけ楽しみ、途中はほぼ素通りしていました。

みたいな感じに、子供によってかなり違いが出たりします。
みなさんも、旅行に行くと子連れのご家族でこんな様子、よく見ませんか?

我が家は一人っ子ですので、チリ太郎の様子だけ見ていればよいのですが、他の子供の様子を見ていると、子供って実に多様だなと実感します。
複数のお子さんをお持ちのご家庭ならば、兄弟姉妹で性格の違いを実感されることも多いことと思います。

そうした旅先で見る子供たちは、家族旅行、つまりオフだからこそ、それぞれの個性を包み隠さずに発揮しているのだと思います。
そうした多様な子供たちが、普段は学校や塾では1つの教室に集まり、同じ授業を受けているわけです。
もちろん、プライベートではないため、その場は周りに合わせて勉強するように振舞っていると思いますが、それぞれの個性としては先に述べたように多様なわけですよね。
ですから、1つの授業で最大の効率で学習できる子、そうでない子、全くついていけない子が出るのは当たり前のことだと想像できます。

そうしたことを考えますと、

(予算や費用対効果を考えなければ、)
子供の学習は個性に合わせたフルオーダーであるべき

というのが私の持論です。

まあ、現実的な選択肢としては、通信教育、家庭教師、個別指導塾、集団指導塾ぐらいの選択肢(親塾は除いています)しか無いわけですから、「フルオーダー」なんていうのは、本当に「理想論」でしかありませんけどね。
ただ、そこを意識するかどうかで、パッケージ化された指導の中での試行錯誤や味付けみたいなところに差が出てくると思っています。

なぜ子供の個性を意識しなければいけないか?
これは一言で言えば、

子供の個性を意識すること=学習の最適化につながる

からですね。

私は常々、「今の子供たちは勉強しすぎ、させられ過ぎ」と言っていますが、学習が最適化されれば、トータルの勉強時間はもっと少なくなるはずで、そこを目指すべきだという考えです。
そこで生み出した時間を、ゲームをするなり、友達と遊ぶなり、スポーツをするなり、その時期にしかできないことに充てて欲しいのですよね。

ちょっと記事のテーマが変わってしまいそうなので、今回はここで区切ります。
次の記事は、学習の最適化をテーマに書いてみたいと思います。

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