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学習の最適化、していますか?

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今回は前回予告のとおり、「学習の最適化」に関する記事です。
主に、中学受験生や中学生ぐらいの学習を想定した際の考えです。

私が「学習の最適化」を考えるのは、子供の成長を考え中学生ぐらいまでは「余暇」というか、「何にでも使える時間」というのを確保すべきだと思うからです。

この点、「学習を最適化して時間にゆとりができたら、その時間を勉強に充ててさらに上を目指しますよ」みたいな親御さんもいらっしゃると思いますが、まあ、私はそうした考えとは距離を置く立場です。

さて、この先の話は少し抽象的になりそうなので、具体的な例を出しておきたいと思います。

実は私、チリ太郎が中学受験の勉強をしていた時期も、志望校に合格した後も、心の片隅では以下のような考えを持っていました。

「中学受験で人気のサピックスとか、中高一貫校で人気の鉄緑会とか、レベルの高い人が集まって切磋琢磨したら実力もつくだろうし、結果も出るだろうね。だから、そうした塾が人気であり続けることにも納得がいく」

また、これと同じ考えは中学受験における志望校選びにも言えて、

「偏差値の高い学校に入れば周りも優秀な子が多く、その中で頑張れば大学受験でも結果が残せるはず」

なんて考え方も割と一般的ですよね。
(私はこの考えはありませんでしたが、潜在的にはあったのかもしれませんね)

これらの考えって、ある種、「結果が出ている」だけに、頭ごなしに否定はできないのですね。むしろ、結果を伴って納得感の方が勝るぐらいで、「あとは入った子の頑張り次第」みたいな考えに繋がっていきます。

ただ、敢えて悪い言い方をしますが、サピックスや鉄緑会のやっていることというのは、

優秀層を選抜し囲い込む
(比較的)高負荷の指導(昔風に言えば、スパルタ式)

なんだと思います。
ビジネスモデルとしても、学習手法としても、「新しい」という感じはしないですね。

敢えて貶すような言い方をしましたが、これらの塾はユーザーに納得感を与えて今の地位を維持しているわけですから、私みたいに喧嘩を売るなら、

「それに替わる手法を提示しなさいよ」

となるわけで、当然、私は降参するしかありません。これはあくまで、話を分かりやすくするための仮の話です。(早めに謝っておきます)

前回の記事で、

「子供の学習はフルオーダーが理想」
「子供の個性に合わせ、学習の最適化を図るべき」

というようなことを書きました。

ただ、単にフルオーダーだ、カスタムだと言っても、人が何かを学ぶということについて要素を分解すれば、非常に膨大な事項を検討しなければならなくなります。
ですので、その中で大事な要素、重要視すべき要素を考えます。
そうすると、

・勉強時間(長さ)
・難易度の調整
・興味を引く工夫(授業等の手法の工夫)

あたりに落ち着くのではないかと思います。

ここでお気づきだと思いますが、学習を通塾に頼る場合、この3つの要素は完全に「塾のお任せ」になることが多いです。
その子に合っていない要素があった場合、そのしわ寄せは学習効果の減という形で現れ、そのギャップを埋めるために家庭学習や他塾(又は家庭教師)でフォローといった事態が発生します。

先に例に挙げたサピックスや鉄緑会といった塾は、通塾者のボリュームゾーンに対して少し高めのハードルを課し、努力・頑張りといったものでレベルアップを図る手法なので、基本的に息苦しさがありますよね。それは当然です、多くの子にとって難易度や進度が合っていないわけですから。

それで、私が考える「学習の最適化」というのは、上に挙げた3つの要素で言えば、
「とにかく、難易度の調整にだけは神経を使い、その部分だけはその子に合わせろ」ってところから始まります。それが前提です。
難易度の調整がその子にとって最適であれば、学習に対するストレスが低減され、学習効率が向上することから学習時間も短縮される(はず)。
これが私の考える「学習の最適化」の導入部であり、基礎です。

まあ、机上の空論かもしれません。

でも、先に述べたサピックスや鉄緑会の例とはわずかな考えの違いなんですよね。

(A)少しレベルの高い中に入って努力してついていく
(B)自分に合った難易度でマイペースで学習を進める

どちらが最終到達点が高くなるか?
頑張れば、頑張り切れればAですか? 頑張り切れますか? Bの考えはありませんか?

今の教育界というか、受験界での考え方って、

レベルの差はあれ、まずはAでチャレンジしてみる。
Aでついていけない子、頑張れない子がBの選択をする。

みたいなところがあると思います。
御三家合格者〇人、東大合格者〇人
という文句だけが宣伝になる世界なら、そうならざるを得ませんが…
個別指導塾だと、「偏差値を〇ポイント伸ばす」みたいな宣伝文句もありますが、インパクトが弱いのでしょうかね。

私はBの路線をもっとブラッシュアップするべきかなと思いますし、その方法で結果を出す企業が現れないかなんて思っています。

もちろん、他力本願だけではありません。
親としても、我が子に合った難易度、進度の学習に拘りたいです。
個人的には、(我が家にとっては今更の事項ですが、)「学校の授業の難易度・進度が多くの教科でピッタリ嵌る」というのが最強だったのだろうなと思っています。
まあ、これは事前に調べることが相当に難しいのですけどね。

※チリ太郎の場合は、なんだかんだ、自分の力でマイペースを維持しています

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