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国公立校の記憶と経験

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昨日は中学受験最高峰の筑駒など、(一部ですが)国立学校の合格発表日でしたね。
都立中高一貫校の合格発表は2月9日ですので、まだまだ待たされます。

私立学校が当日夜~2日で合否を出し、国立学校も2日以内で合否を出しているのですから、都立の合格発表ももう少し努力の余地があるのではないでしょうかね。
厳正な採点のため合否結果を何重にも確認しているというより、採点者(学校?)から先への報告手続きなどがボトルネックになっているのではないかと疑ってしまいます。

思えば、チリ太郎の受験は都立中高一貫校の検討からスタートし、私立の難関校挑戦に転じ、最後は最高峰の筑駒の受験まで経験しました。
中学受験で短期間にこれほど幅広い経験をした子もいないでしょうし、親の側も中学受験全般の知識が得られました。(一人っ子なので知識を活用する機会はありませんが)

つい最近の話ですが、職場でこんな会話が聞こえてきました。

Aさん:「お友達のお子さんが都立中高一貫校を受検したいなんて言い出したらしいのだけど、その試験に作文とかあるみたいなの。塾とか行った方がいいのかしらね?」

そのグループの中では都立高校受験の経験者はいたものの、中学受験経験者はいませんでした。
ですので、私が少しだけしゃしゃり出ました。
(そんな性格ではないのですが、お友達の話としつつもご本人の疑問という可能性もあったので)

以来、職場で顔を合わせるたびに質問を受けたりしています。

チリ太郎は都立受験まではたどりつけませんでしたし、私も客観的に見ていて「合格できる」という手ごたえが感じられませんでした。
そうした「回避組」の意見というのもある面で重要になることあるかもしれません。(まだそんな体験談を聞かれたわけではありませんが)

一方、筑駒の受験に関しても思い出があります。
チリ太郎の場合は第1志望校の合格が出た後のチャレンジ受験だったわけですが、これがよかったのかどうか、今でもはっきりしません。
妻は、受験校すべてに合格をもらうような綺麗な結果を望んでいたふしもあるのですが、私は違った考えを持っていましたので、このチャレンジが後の人生のよい経験となってほしいなと思っています。

このブログには書いていなかったのですが、昨年の受験期間中の休日に、たまたま機会があったので早稲アカの筑駒志望校別模試を受けさせたことがありました。

当然ではありますが、結果は惨憺たるものでした。

この模試を受けさせた意図は私なりにあって、それは筑駒に合格できる可能性があるかを測ろうというものではなく、筑駒の試験問題が受験勉強の役に立つと考えてのことでした。
第1志望の学校だけでなく、併願校も含めて様々な学校を受験するわけですから、「よい刺激になってほしい」という思いが強かったです。

中学受験の期間、チリ太郎は模試などで「難しかった」という感想を述べることがありませんでしたが、この時は「難しかった」と言っていましたね。
そのことはよく覚えています。

本番日の試験も感想で

チ:「さすがに難しかった。でも、埋めるだけ埋めた。」

と言っていました。

私は、「ほとんど準備もしていないレベルの高い学校の試験に放り込まれたのに、何とかしようと頑張ったのだな。偉いな。」

と思いました。

まあ、チャレンジと称して子供の実力を試すにもやり方がありますので、可能であれば少しぐらいは準備させたかったなと思います。
しかし、チリ太郎が「難しい」と思ったレベルで勝負していた子たちがいたのは事実ですので、それを体感できただけでもよかったかなと思っています。

チリ太郎の様子を見ていて私は思いました。

御三家+筑駒という受験プランを立てる子たちは、やはりそこを目指して準備している子たちなのだな。
そこに「まぐれ」は生じにくいし、そういう子たちが集まった勝負だから、素質だけでぶつかってなんとかなる話でもない。
とりわけ、筑駒に関していえば、

「勉強していった先に最高峰として目指す」

というのでは足りず

「最初から目指して、逆算して準備していないと届かない」

そういうものだなと。

つまり、「素質」+「努力」+「しっかりとした準備」
が重要であり、できれば、比較的早い段階から「トップ」を目指した学習体制を確立する必要がありそうです。

まあ、中学受験の段階でそこまでやらせるかについて、私はいまだに懐疑的ですが、少なくとも本人のやる気があり、素質があると感じた場合は上へ上へと伸ばしていくという育て方もあるでしょうね。

ちょっと取り留めのない思い出語りになってしまいましたが、本日はこんなところで。

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