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スクールカウンセラーはどんな人?

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先日、チリ太郎の学校の心理カウンセラーさんの講演会があるとのことで、夫婦で参加してみました。
感染症対策もあって保護者が学校に行く機会もなくなっていましたが、今回は現地参加できるとのことでしたので張り切って仕事も半休をとりました。

どの学校でも、形は異なると思いますがスクールカウンセラーさんがいらっしゃると思います。
常駐していたり、曜日限定で相談を受けたりしていらっしゃると思いますが、中高6年間でスクールカウンセラーさんにお世話になる機会は少ないと思います。

チリ太郎の学校では、生徒の相談はもちろん、保護者の相談(これが一番多いと思います)、親子あるいは担任の先生を交えてなど、いろいろなケースに対応されているようで、相談に対応する曜日もほぼ平日を網羅している感じでした。(具体的な件数などはわかりませんが、幅広に相談を受けていらっしゃる印象でした)
今回のようなカウンセラーさんの講演イベントは何度か開催されているようですが、おそらく狙いとしては、「個別に相談に行くほどでもないが、いろいろ助言を受けたいことがある」とか「いざというときのために学校のカウンセラーさんがどんな方か知っておきたい」という保護者のニーズに応えるために開催されているのでしょう。

青ティ家は夫婦で初参加でしたが、全体の参加人数は「思ったより人がいるな」という印象でした。
私はもっと人数が少なく、スカスカなぐらいだと思っていましたが、それは「まだまだ世の中、自分の弱み、問題点を自ら認めることに抵抗を持つ人が多く、カウンセラーのような支援者を積極的に遠ざける人が多い」と思ったからです。
誠に失礼な想像で、どうやら私の考えが古かったようですね。

講演の中身を記事にするのは諸々支障があるので書きませんが、青ティが考えたことを中心に書いていきます。

1番印象に残ったのは、カウンセラーの先生は非常に率直で信用できる人だなということです。この点はチリ太郎のことを考えても、我々保護者にとっても非常に良かったなと感じたところです。

ただ、カウンセリングに相談に来る人というのは往々にして困っていることについて助言を受けにくるわけですが、大抵の場合は個別に事情が違いすぎて時間をかけて見ていかないとわからないことが多いわけです。
一方で相談者の方は早く苦しみから抜け出したいので、早く結論なり指示なりを出してもらいたいわけですね。

医者なんかの場合もそうですが、信頼できる人、真実を探求しようとする人は大抵、「結論を急がない」「すぐに断定しない」というような傾向があると思います。
私はそういう「真実に対して慎重なスタンスの人」が専門職としては最も信頼できる人だと思っています。こういう方は、お客さんにはたまに不満を口にされることがありますけどね。

逆に、少し怪しんだ方がよいのは、自信満々であり、断言するタイプの人ですね。

講演などを聞く場合はこういうタイプの人の話の方が聴衆受けするのですが、私は少し怪しいと思ってしまいますね。

今回講演されたカウンセラーの方はおそらく大変頭がよく(失礼な表現で申し訳ありません)、例えから例えへ、ある例から別の例へと話が飛ぶようなところがありましたが、私にとってはほとんど全てが「なるほど」と納得させられるお話で、もうメモをとっていたノートがビッシリになり、書くのが追いつかなくなるぐらいでした。

半面、「講演」と聞くとテーマに沿った話を時間をかけて話すというようなスタイルが多いので、そうした講演を想定していた方は戸惑ったかもしれませんね。
私は、筋道が通っていなくても、途中で脱線して戻ってこられなくても、自分の知らないこと、自分に無い発想を持っている方の話を聞くのが大好きなので、とても楽しく講演を聞いていられました。

もう1点、講演を聞いての感想ですが、

「親の悩みは尽きない」ということを再認識しました。

スクールカウンセラーさんに相談するシーンを考えたとき、誰しもが、「入学したてで学校にうまく馴染めない」みたいなことを想像すると思いますが、学年が上がっても、例えば「大学受験を前にして子供に気になる発言が増えた」とか、「少し気弱になっているように見える」とか、「将来に不安を持っているようだ」とか、むしろ親の心配事は増えるのだなと感じました。

私は子供の頃、「大人は自由でいいな」と思っていましたが、大人である私たちは「人は成長するごとに逃げ場が狭まり、悩みは深刻化していく」ということを知っています。
そうしたことを考えれば、「高校生や大学生になったら親の手を離れる」というような考えは少々楽観的かなと気を引き締めました。

まあ、そんなわけで大変示唆に富んだ楽しい時間を過ごしました。
家への道すがら、夫婦で改めて「チリ太郎はどんな子なのだろう」「中高生活をどんなふうにサポートしてやるべきだろう」というような話をしました。
やっぱり、こういうイベントは夫婦で一緒に聞いた方がよいですね。
外部からの情報を受けて、改めてお互いの認識を合わせるきっかけになりますからね。

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