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中学で多く、高校で少ない

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チリ太郎の学校では春の遠足が終わり、いよいよ学校全体が体育祭の実施に向けた準備に入っていきます。
前回の記事では高1生になったチリ太郎のちょっとした変化を記事にしてみましたが、中学卒業から高校入学という節目について、親の視点で感じたことをもう少し述べたいと思います。(全然大した話ではありませんが)

チリ太郎の学校の1学年の人数は240名前後です。
この規模感ですが、地元の公立中学校のそれと比較すると「多い」と感じられるようで、先日記事にした保育園の同級生の保護者さんからは、

「へー、結構多いね。6クラスぐらいあるってことだよね?」

と言われたものです。

東京でも市区町村で様々でしょうし、その市区町村内でも学区の大小があり、中学校の標準的な規模感を示すことは難しいです。敢えて言えば、公立中学なら150~200名ぐらい?(青ティ主観)
クラス数で4~5クラスぐらいを基準とすれば、私立中高の1学年240名規模は生徒数が多く感じられるかもしれません。

ただ、僅か3年後。
今度は同じ学校の中で高校に進級しますが、中高一貫で高校入学が無い学校は1学年の人数は増えません。(むしろ、微減します)
チリ太郎の学校も高校で240名規模のまま。

この規模感を都立高校と比較しますと…

日比谷・国立・西・戸山・八王子東・駒場などは調べてみた限り1学年320名前後の生徒数。青山が280名前後でした。

つまり、都立上位校はほとんど320名規模ってことですね。

これを基準とすれば、チリ太郎の学校は中学校のときの印象とは打って変わり、「生徒数が少ない高校」ってことになります。

まあ、そうしたことを考えると250名~300名規模の中高一貫校というのは、いろいろ考えた上での規模感なのでしょうね。
学校経営を考えれば生徒数は多い方がよいのですが、将来的な少子化や行き届いた生徒指導を行うことを考慮し、高校時の在籍数から逆算して中学募集人数を決めているのだと思います。

中学受験組が受験校を選ぶとき、どれぐらいのご家庭が学校の生徒数を意識するでしょう?  我が家の場合はまあまあ意識した方です。

青:「そうか、武蔵中は160名規模で教員の目が行き届きやすそうで、チリ太郎には合っていそうだな。開成は300名規模か。学力頂上決戦のような生徒が300名で高校入生が入る頃には400名規模。仮にチリ太郎が入学したら、埋もれてしまいそうだな」

なんて思った記憶があります。

私、チリ太郎には小さな規模の学校が向いていると思っていたのです。
そこから比較すると、中学で240名規模の今の学校は「どうかな~」という思いがありました。

ただ、入学させてみて気づいたのは、特に中学生ぐらいの頃は適度な規模感があることで「うまく紛れる」「誰かしら気の合う子やグループを見つける」という調節が利くことがあるのですね。

本当、私の頭はお花畑のような発想だったかもしれません。
小規模の学校が「アットホーム」だとか「みんなと仲良くなれる」という思い込みね。
もちろん、小規模の学校はそれなりの対応があるとは思いますが、対人スキルの未熟な中学生です。現実的にサバイバルできる環境を優先して、ある程度の規模感の中でどこかしらか逃げ場がある環境の方が安全な場合もあると今は思っています。

まあ、チリ太郎の中学校生活というのは、親から見たらそんな感じでした。
「仲間に囲まれてキラキラした中学校生活…」というよりも、「なんとか無難に過ごせたな」という印象です。
もし本人に尋ねたら、「いや、それなりに楽しめたよ」と言うかもしれませんけどね。でもまあ、親が想像するような

「いやぁ…、うちの息子は毎日『学校楽しい』と言って喜んで通っていますよ。ハハハ」

みたいな、そういうのではない感じですね。これがリアルというものです。

そんな感じで何とか中学生活を終えて迎える高校生活。

中学3年ぐらいからですかね、学年の雰囲気はものすごく落ち着いた感じになって、高校生になるとかなり大人感が出てきます。対人関係も、お互いに精神的に成長する中で「その人の良さ」みたいなものが見えてきます。
中学から6年間、ずっと仲良しならそれに越したことはありません。ただ、改めて今いる集団の中で自分と合う友人を見つけるのも悪くありません。
また、主に進路指導などの面では、都立高校より小さな規模感を生かして積極的に先生を頼って欲しいなと思います。

やっぱり、なんだかんだとよく考えられているのでしょうね、学校の生徒数っていうのは。

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