少し前の話になりますが、チリ太郎の中間テストのお話です。
チリ太郎は返却されたテストを都度出さないため、全体把握に時間を要してしまいました。
結果を総合しますと、「うーん、中の下ぐらいの成績かな」という印象です。
前にも記事にしましたが、中高一貫生活はスタートダッシュを決めようなんて考えず、程よく負けるぐらいの気持ちの方がよいと思っています。
そういう意味では、親の期待を裏切らないチリ太郎です。
(いや、裏切ってくれたらものすごく嬉しかったのですけどね…。)
チリ太郎の学校では定期テストの順位や偏差値などは出ないと聞いています。
ただ、各テストの平均点ぐらいはプリントか何かいただけるかと思っていたところ、そういうものも無いようです。
多分、各教科の答案返却の際に先生が口頭で説明されているのだと思いますが、チリ太郎といえば
チ:「そういえば…、何か言っていたような…。」
まあ、結果は気にしないと言ったのだから、チリ太郎の立ち位置を詳しく知ろうとする必要もないでしょう。
青:「まあ、忘れたなら忘れたでもいいよ。でも、間違えたところだけはしっかりと見直してね。中学受験の時には見直しをしなくても怒らなかったけど、自分で選んだ学校に入っておいて授業や先生の指導を無視するのは許されないからね。」
チ:「へーい。」
ということで、凡人君がいつか頭角を現すことを期待して待ちたいと思います。
さてさて、気の早い話ですが、中間テストを終えてみると漠然と中高一貫生活のゴールである大学受験が気になります。
「早く対策をしなきゃ」と焦るという話ではありません。
この6年という長い期間をどう過ごすのかなと、いろんな想像をしだすということです。
私の中高時代は、公立学校で「部活動に精を出しながらの青春」であったと思います。
チリ太郎も公立、私立の違いや部活動種類の違いがあるものの、「部活動に精を出しながらの青春」であって欲しいなと願います。
ただ、その中に勉強や大学受験対策をどう入れ込むのか…。
私などは中学・高校で切れているので、「大学受験を意識した勉強」という意味では高3ぐらいからしかしていませんでした。
ただ、昔と今はレベルの違いもあると思いますし、何より、私よりもはるかに才能を持っているチリ太郎には少しだけ高い目標を持ってもらいたい。
そう思うと、部活動、学内外の行事を楽しみつつ、
コツコツ勉強
は進めて欲しい。
なかなか、簡単なことではないですけどね。
実質、高2ぐらいになったら意識して始めるような感じなのですかね…。
本当に、想像がつきません。
チリ太郎も含む中受中高一貫生全般に関して考えると、彼らはおそらく、学業の面では等しく才能を持ち合わせているでしょう。
ですから、そこから6年の中高一貫生活で、「才能の有無」で選別されることはあまりないのかなと感じています。
むしろ、様々な興味、悩み、葛藤、誘惑が押し寄せる思春期の中で、「どれだけ勉強と向き合えるか」が重要なのだと思います。
そういう意味で、よく「おおたとしまささん」が「受験刑務所」なんていう言葉を使いますが、それはそれで大学受験で結果を出すための一つの管理方法であるのかもと思ったりします。
それがよいなどとは思いませんが、それを望む親御さんがいても不思議ではないと感じたりします。(目的を限定して確実に成果を出して欲しいという考えですね)
ただ、せっかくの私立中高一貫校生活です。
それ(大学受験対策)だけでは寂しすぎますし、もったいなさ過ぎますよね。
多少のリスクがあったとしても、若いときは「あれもこれも」と欲張った生き方をして欲しい。
チリ太郎はそういう貪欲な性格ではありませんが、学校が、生きていることが、成長することが、「楽しい」と思えるような中高一貫生活を送ってほしいと思っています。