文化祭を通じて徐々に

チリ太郎の学校の文化祭に行ってきました。

チリ太郎の活動の様子が見られればと9/19の日曜日にしたのですが、台風の接近で時折雨が強く降るあいにくの天候となりました。
文化祭の長い歴史の中ではザラにあることだと思いますが、天候が悪くなると活動場所を屋外にしている運動部の発表や、中庭にあるステージ（テントを張っていましたが）などでの予定に影響が出ますね。

入学前に見学した2020年度と2021年度と同様に、今年も感染症の影響を考慮して、飲食系の出店は無し、人数を制限しての事前申込、一般来場は抽選という開催条件でした。

ただ、今年に関しては、保護者としての見学ですので、
・チリ太郎の様子だけは見る
・その他はこれまでに見たことがない発表を見る
・混んでいるところはあまり無理に並ばない（受験生など一般来場者の方に見てもらう方がよいので）

というような方針を立てて、妻と一緒に回りました。

私が見て回ったのは、
・化学部
・物理部
・奇術同好会
・カジノ（クラス企画？）
・（バスケットボール部）廊下から体育館を眺めただけですが…。
・クイズ同好会
・折り紙同好会

などです。

この中で初めて文化祭での発表を見させてもらったのが、奇術同好会とカジノ、クイズ同好会、バスケットボール部です。

奇術同好会ではマジックを3つほど披露してもらったのですが、来訪者に対して随時披露してくれていたので、かなり近くで見ることができました。
そのうちの1回は失敗でしたが、別マジックで見事リベンジに成功し、2勝1敗って感じでした。
かなり近くで見ていましたが、不自然な動きがなく実に立派なものでした。（当然、どういうタネなのか全くわかりません）

カジノは様々な学校の企画でよくやられていますが、プレイできる種類がポーカー、ブラックジャック、ルーレット、丁半、チンチロリン、花札の中で3種ほどを入替えしながらやっていて、なかなか凝っていました。（ルーレットは段ボールで手作りしていたのが素晴らしかったです）
私はほぼオケラになりましたが、妻は手持ち5000ほどのチップを40000超まで増やしていました。
トータル額では記録に残るほどではなかったのですが、チンチロリンの最後の1投で妻がピンゾロ（1・1・1）を出した時は声が出てしまいました。（親が6のゾロ目6・6・6を出していて、ピンゾロしか勝てない状況で出したのでビックリしました）

クイズ同好会は早押しクイズ体験や入試関連も含む各種問題の配布などをしていました。
早押しは小さな子も席に座っていたのですが、どうしても強い子の独壇場のようになってしまうため、みんなに楽しんでもらうという意味では、適切なハンデがあった方がよいかなぁなんて思ってしまいました。（と言っても、妙案はないのですが…）
他校には歴史と伝統があるクイズ部がありますので、いつの日か、チリ太郎の学校も高校生クイズなどで活躍する生徒が出てきたらいいなぁと思いました。

昨年も同じ感想を書いたのですが、感染症対策で来場人数を制限しますと、現地での混雑がなくて非常に快適です。
一方で、「誰でも来られる」という気軽さがなくなってしまうことや、特定の出し物が大人気になって活況を呈するということも無くなるなど、デメリットもあります。

どの学校にも言えることですが、これから上級生になる学年の生徒は、平常時の文化祭もコロナ拡大下での文化祭も、両方知っている世代です。

ここ数年はコロナによって既存のルールを変更せざるを得なかったのですが、変更してみれば悪いことばかりではなかったと思います。
つまり、こういう難しい出来事も将来的にプラスになるよう、検討いただければと思います。
その世代にしかできないことですからね。

最後に、チリ太郎の様子です。

新入生といえば半分はお客さんみたいな部分もあると思います。
その中で、よくやっていたかなと思います。

もちろん、同世代の中には中1ながら文化祭で活躍している生徒もいます。
ですが、それはその子の成長と能力、個性があって成せることであって、外野がそのレベルを求めたりするのは違うかなと思います。
部活や学内外の行事で素晴らしい成績、素晴らしい発表などができれば、親としては鼻が高いですし、それをもって充実した学校生活が送れているとみなすこともできます。
しかし、親はそうした結果をすぐに求めることはせず、誰かと比べることもせず、ぐっとこらえるべきかと思います。
チリ太郎は、学年と自分の能力、やる気に見合った役割をもらいつつ、マイペースで成長していってくれればいいなと思いました。