スポンサーリンク

早稲アカ模試との付き合い方

ランキング応援をお願います

チリ太郎の中受が終わって以降、中学受験の情報に疎くなってしまいました。受験が終わって1年もたっていないのに、不思議なものです。
受験期間中は(親も)かなり必死であったことをよく覚えているのですけどね。

先日、青ティ家のぶどう狩りの記事を書きましたが、ぶどう狩りに行ってぶどうの丘(勝沼にあります)のテラスに出た時、

「あっ、そういえば昨年はここで合不合テストの結果を確認したんだっけ」

と鮮明に思い出しました。

そのテストは「第3回合不合テスト」だったのですが、このテストの成績がかなり良かったのですよね。

結果としてチリ太郎は目標校に合格できたわけですが、受験年に受けたいくつかの模試の中で、

・学校別サピックスオープン(2回受験)
・四谷大塚合不合判定テスト(6回中5回受験)

については、結構安定した成績を取れていた印象があります。

もう少し詳しく言えば、学校別サピックスオープンは2回とも合格圏内(まあまあ有力)と思える成績であり、合不合はゆるやかに右肩上がりの成績でした。
それだけを見ると、順調に学力をつけて合格したように思えます。(今から思うと)

対して、早稲アカNNオープンテスト(その他、早稲アカ系の学校別テスト)の成績は「上位安定」というほどの成績ではなく、少々浮き沈みがありました。

模試というのは個性がありますよね。受験者層も異なれば、出題傾向も異なります。

チリ太郎は早稲アカNN生でしたが、なんだかんだで、模試としての信頼度は「学校別サピックスオープン」が一番高いのかなと思います。
チリ太郎の志望校に限らず、御三家や(学校別SOがあるような)難関校の受験者はサピックス在籍生がかなりの割合を占めますので、まず、受験者層の面で信頼度はかなり高いと想像できます。
また、模試の内容的にも、割とオーソドックスな問題を出していて、特定校への学力水準を測るのに適している気がしました。

四谷大塚の合不合は総合的な学力を測るのには適している気がしましたが、合格判定の面では学校別サピックスオープンには大きく劣る印象があります。
その原因は、やはり受験者の中でサピックス生の占める割合が少ない(可能性がある)点にあるのかもしれませんし、出題内容としても、特定校の試験に照準を絞ったものでないだけに、ある意味当然と言えば当然かもしれません。
ただ、合不合の良さは1回で多数の学校の判定を出せるところにあります(しかも、受験スケジュール的に可能な組み合わせしか出せない)ので、受験する意味は大変大きな模試と言えます。

注意が必要なのは早稲アカ系の模試ですね。
早稲アカのNNオープンや学校別模試は、志望校別の模試として年に数回実施されますが、難易度がやや極端な回があるという話を聞きます。
特に、NN開成など最も看板になりそうなところでそういうことが起こりますので、

「早稲アカの模試は受ける必要が無い」とか、「受験して却って調子を崩す」なんて言われることも多々あります。

まあ、他塾の人が無理して受験する必要はないわけですが、早稲アカの内部生はそうはいきません。その模試とうまく付き合っていくしかないわけです。

それで、当時、そして今も私が思うことがあるのですが、

「やっぱりNNオープンとかは解説授業とセットで聞いた方がよい。」

ということです。

他塾から受けに来る子、あるいは内部生でも、いろいろ時間を無駄にしたくなくて、解説授業はパスする子が結構いると思います。
NNオープンや他塾の模試を掛け持ちする都合上、そうせざるを得ない場合もあるでしょう。
でも、早稲アカの模試の問題というのは、講師が意図を持って作っていて、場合によっては当年の出題を当てに行っているケースもあるので、

解説授業は「出題意図をかなり詳しく聞ける場」なんですよね。

単に正解した、間違えたという結果だけで終わらせるのはとてももったいない気がしました。
(問題を解いてできたかできなかったかを気にするだけなら、過去問演習で十分です。)

まあ、チリ太郎の場合は早くから志望校を絞っていたため、他のNNオープンや他塾の模試の掛け持ちはあまりしませんでした。
解説授業参加率は100%でしたね。

まあ、難問、奇問(そして悪問)があるという早稲アカの模試ですが、「対応力」を養うのには最も適していると思います。
何といっても、本番の試験は1発勝負なわけですから、「対応力」はかなり重要です。

本番で急に出題傾向が変わること
本番で特定の教科の難易度が急に増すこと

これは結構な可能性で起こることです。(実際、チリ太郎の年にもありました)

クセ強めの早稲アカ系模試は、そんな捉え方をすべきなのかなと思っています。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする