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生徒主体の部活に期待すること

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チリ太郎の学校では6月に外部向け(受験を検討されているご家庭向け)に部活動紹介などのイベントが開催されました。
チリ太郎が受験したコロナ明けの頃には無かったイベントであり、所謂学校説明会的なイベントもいろいろと趣向が凝らされて、種類も増えてきていると感じます。

同日、チリ太郎は部活動を紹介する側として活動したようですが、体験会はなかなか盛況だったようです。
まあ、運動部にとっては本当の活動紹介的な内容でしたでしょうし、文化部にとっては文化祭の延長のようなイベント(つまり、子供たちの興味を喚起するような発表中心)だったと想像します。

チリ太郎の学校では、運動部にも文化部にも所謂「強豪」の部類に入るものがありますが、公立校で育った私からすると全体としては少し活動が緩めの部活が目立つと思っています。
以前にも少し記事にしたことがありますが、私がそう感じる原因ははっきりしていています。

「顧問の先生の関与が控えめで、生徒の自主性に委ねるスタイルの部が多い」せいです。

もちろん、全国を探せば生徒の自主性を尊重しながら優秀な成績を収め続ける部活動の例はあるでしょう。ただ、どんな分野でも、教員や外部指導者が生徒を管理し、熱心な指導を行うスタイルの方が部の成績が伸びる傾向はあると思います。
多感な中高生の時期ですので、大人がまとめ上げるということの影響は非常に大きいと言えるでしょう。

チリ太郎の学校では、そういうことはしない部が多いですね。
私などは、一時は「少し物足らないな」と思ったこともありますが、今は「これも学校の教育方針の一つなのかもしれない」と思うようにしています。

熱心な指導者の下で技術を高め、厳しい練習の中で部員同士励まし合いながら頑張る経験もよいです。
一方で、生徒中心であるがゆえに活動が不安定になり、上級生の仕切りが悪い年は壊滅的にダメになってしまうような経験も、なかなか得難いものです。

実際、チリ太郎の部の3年間を見続けた中でも、夏休みに責任者となるべき上級生が当番日を忘れて、その日の活動が無くなってしまうなどというダメダメなことが数回ありました。
部活動を習い事の延長のように考えると、「これではちっとも上達しない」ということで、もうちょっとマシな部に移籍したくなります。
しかし、これを教育だと捉えれば、「せっかく登校したのに残念だったね。仕切りが悪いと人をガッカリさせることになる。自分が上級生になったときにどうしたいか? どうしたらよいか?」と問うことで、残念な経験を何かに繋げることができます。

さてさて、そんなふうに活動にムラがあるチリ太郎の所属部ですが、今年の部活動説明会に出席してきた妻が言うには

妻:「今年の部長は凄い。過去最高にしっかりしていたよ。これは期待できるかもしれん…」

とのこと。

まあ、大人の組織だってそうですが、部活動のように小さな集団の場合は「リーダーや幹部の出来次第」で活動の質は劇的に変わります。

確かに、妻が持ち帰った説明資料は例年になくしっかりしていました。
また、例年には無い新しい取り組みが盛り込まれていたり、見るからに意欲が高いものでした。
あとは、そのブランを実行するところまでできるか。1年間やり切れるかというところだと思います。

チリ太郎にはこう伝えました。

青:「今年の部長はやる気と実力が備わっているみたいね。そういう人をサポートするつもりで活動したら、今までなかったような楽しい経験ができるかもね」

どの部でも、部長をやるような生徒は世代の中でもしっかりした人が多いはずです。
ただ、活動を維持するだけでなく、「活性化させよう」「発展させよう」というところまでやろうとする人はかなり貴重です。
その部にとっても貴重な存在であり、同時に、身近な手本(憧れの存在、目指す存在)としても大変貴重。
同世代にそういう人がいたなら、是非よい部分を吸収して欲しいなと思います。

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