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鉄板層はあるのか?

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NN駒場東邦コースで月に1回程度のペースで配布される「駒東通信」というお知らせがあります。

前期NN時の駒東通信は読み物的な要素が強く、駒東受験初心者に向けた解説記事が多かったものです。
後期に入ると発行ペースが月1程度に詰まり、内容も事務的な連絡、生徒への叱咤激励など、かなり変化してきました。

直近、11月初に配られた駒東通信には興味深いデータが掲載されていました。

在籍生を直近模試の偏差値ごとに3群(52以上、45~52、45以下)に分け、それぞれが過去の模試(第1回~4回NNオープン模試)でどのような成績を取っていたかというグラフです。

言うまでもないことですが、上記の偏差値は志望校別模試における偏差値なので、総合模試などの偏差値とは異なります。
偏差値52というのは実際の駒東入試における倍率などを考慮した場合に、それ以上は合格圏ということになりますので、そこを目安にしているのでしょう。

それで、そのグラフを見ますと…

内情はなかなかの混戦であることがわかります。
(つまり、上記3カテゴリを行ったり来たりしている子が多い)

一般に、特定の学校の入試の内情は「上位〇%ぐらいは鉄板層であり、それ以下が残り枠を争っている」と表現されることがあると思いますが、

「現状、鉄板層ってある?」

と見えるほど混戦です。

もちろん、これはとある塾の志望校クラスの一例にすぎませんので、全ての受験生を反映しているわけではありません。

ですが、混戦だと知れば、「まさかの合格」や「まさかの不合格」も当然のごとく起こるだろうと納得できます。

上記グラフとともに生徒に投げかけられた言葉は、とてつもなく「熱い」内容でした。

まさに、「熱血早稲アカ」、「体育会系の早稲アカ」が本領を発揮し始めた感じです。

チリ太郎はどちらかというとボーッとして鈍い感じの子ですが、私はむしろこういう子にこそ早稲アカの熱さがちょうどよいと思っています。
過剰に反応することなく、良い感じに鈍く、ジワジワと、その熱さが伝わってくれればよいなと思っています。

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