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我慢が主体性の芽生えに繋がる

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多くの私立学校では、7月上旬の期末試験が終わるとそのまま試験休み期間に入り、終業式を挟んで夏休みに突入というスケジュールの学校が多いようですね。
私はもう中学校や高校時代の記憶が薄れてしまいましたが、都立校に通っていた妻などは、

妻:「高校のときは同じように期末試験が終わるとそのまま休みだった気がする。もちろん、中学はそうではなかったけどね。」

と言っております。

傍から見ていると早めに夏休みに入っているように見えますので、「休みがたくさんあっていいね」と思えるのですが、公立と私立の比較ではそれでも私立学校の授業時間数が長いわけですから、土曜半日授業の役割は非常に大きいということですね。

そんなこんなでもうすぐ夏休みです。

チリ太郎は1年前にくらべると少し勉強するようになったなと思います。
そうは言いましても、現役受験生であった昨年と勉強時間の比較で上回れるはずがありませんので、「印象の違い」「勉強に対する主体性の違い」というところでしょうか。

昨年も「いやいややらされていた」というほどではありませんでしたが、夏休み期間は時々1日の家庭学習時間がゼロになる日がありました(特に夏休み後半)。
塾の夏期講習は皆勤したわけなので、トータルの勉強時間はある程度確保できていたのですが、その分、家ではゆっくりさせてあげられるよう、親の方も少し加減していたところがあります。

それと比べると、トータルの勉強時間は昨年にはるかに及ばないものの、最近は午前1時間、午後1時間など、自ら進んで机に向かう時間が出てきた印象があります。
1日の中でたった1~2時間の話なのですが、自分で「勉強の時間も入れなきゃ」と思ってスケジューリングをしているのならば、大きな成長と言ってよいと思います。

上記のように1日自由時間がある中で、1~2時間程度の勉強で良しとしていると、体感としては勉強以外の時間が膨大に感じられます。
24時間から睡眠時間9時間を引いて、残り15時間が活動時間としますと、
食事や入浴、自由時間などで5時間を引いてもまだ10時間余ります。
つまり、ここで2時間程度勉強したとしても、まだ8時間も自由時間があるわけですから、親の方の印象としては、

妻:「本当に… ゲームしかしてねぇな…。」

となります。

ここで親子の意識に分岐点が発生します。

子の方の意識として
「時間があるならもう少しやってみようか(勉強してみようか)」

と思えるかどうか?

親の方の意識として
「必要最低限の時間は勉強しているから、遊んでばかりいるように見えても煩く言うのはやめておこう」

と自重できるかどうかですね。

正直、子供の意識がここで転換されるようなら苦労しません。
大抵の場合は、最低限の時間以外は自由時間として使おうと考えますので、問題は親の方の対応になります。

一番よくないのは、「まだやれる、まだやれる」とどんどん勉強時間を追加していくことですね。
特に受験期間中だと勉強時間を詰め込みたくなってしまいますが、子供自身が「まだやれる」という気持ちを持つのが先でなければいけません。

もちろん、我が家の場合は1~2時間程度でしたが、何時間を最低限とするかはご本人と話し合って決めるべきだと思います。
そして、一旦決めたならば、それを守れている場合は親は辛抱して待つ姿勢が必要だと思います。

・最低限のレベルを決める
・最低限のレベルを守れるよう支援する
・最低限のレベルを守れているうちは口を出さない(むしろ褒める)

これができたら親の勝利ですね。

物足りないと感じながらも我慢した気持ちは、きっと無駄になりません。
将来的に、子供の主体性に転嫁されるはずです。

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