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さらば鉄緑会

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前回の記事(1週間以上前ですが…)でチリ太郎のデスク周りの整理について書きました。

1年生の時のプリント類やテキスト・ノート類を大量に処分しましたが、それらの中に鉄緑会のプリント類も含まれていました。

そう、このブログでは記事にしておりませんでしたが、チリ太郎は1年次に鉄力会に通っていました。
しかし、3月で退会したので、2年生からは塾の類は一切お世話にならずにスタートをきっております。

鉄緑会のことを記事にしてこなかったのはいろいろと理由があるのですが、1つは、受験ブログ界で鉄緑会に関する記事は目を引く(だろう)と思われ、ひっそりやっていこうというブログの趣旨に合わないほど注目されてしまう可能性があると思った(自意識過剰か?)こと。
また、鉄緑会への通塾自体は、チリ太郎が同意してくれたことではあるものの、どちらかと言えば私が積極的に勧めたことで、チリ太郎のモチベーションが高かったとも言えないこと。

今思えばそんなこともあり、私の気が進まなかったのでしょうね。
その時点で、私の主義にもあまり合っていなかったのかもしれませんね。

通塾していた時の記事は思い出して記事にはしようと思っています。
現在進行形でないのであれば気兼ねすることもありませんし、一方で、興味を持たれている方には有用な情報になるかもしれません。

ちなみに、鉄緑会は中学1年時点(というか中学時点)では数学or英語又は双方の受講ですが、チリ太郎には得意な数学のみを受講させていました。(オープンクラス1科受講ということですね)

鉄緑会は実績の割に費用は高くはなく、それで最高レベルの環境で1週間に3時間程度の講義を受けられるのですから、通塾させる際の選択肢としては良いと思います。
(選ばれる理由は多数あると今でも思っています)
ただ、さすがに、東大や医学部を目指すようなカリキュラムですから、課題などもたくさん出ます。(1日2時間程度もやればこなせる量? だったかな…。)

チリ太郎は、家ではこれらの課題を「全く」やりませんでしたね。
本当に、担任の先生から「どんなに声掛けをしても、相変わらず課題はやってきてくれません」と報告を受けるほど、徹底してやりませんでした。
まあ、学校の課題も怪しげですので、まして塾の課題に手が回るはずもありませんが。

そんなチリ太郎でしたが、鉄緑会にいたときの成績は概ね、というか完全に「中の中」という成績でした。
私立最上位の学校の生徒が集う中で真ん中ぐらいですから、凄いとは言えないまでも大したものだなと思っていました。

中1で中学の全範囲を学ぶ先取りのカリキュラム(のはず)ですが、特にわからないという様子もなさそうでした。
ただ、そうしてどんどん先の内容、未知の内容を学ぶことを「楽しい」と思える子と、そうでもない子がいると思います。
チリ太郎は、「他の一般の生徒よりも進んだことを学んでいる」ということに優越感を持つというタイプでは無いようでした。
私が今にして思うのは、チリ太郎はカリキュラムの進度や難易度が進んでいることはあまり気にしないようですが、どちらかというと、講義自体の進度が速いものは好まないようでした。
つまり、高度な内容をじっくりと説明してくれるような場所があれば、それが一番チリ太郎に合っていそうです。

まあ、そんなこと以前に、チリ太郎的には勉強よりも家でゲームをしていたいというのが偽らざる本音でしょう。
週1回3時間程度の講義は、ある程度負担に感じていたのは間違いありません。
そんな様子も妻から聞いていましたので、年が明けて暫くした頃に私の方から声をかけました。

青:「チリ太郎、2年生からの通塾のことだけど、鉄緑会が負担に思えるようなら辞めてもいいからね。1年間通塾してくれたのも、もとはおとさんの提案だったから、これまで通塾してくれてありがとう。でも、通塾自体は無駄じゃなかったはずだし、おとさんもおかさんも、課題はやらなくたって週に3時間、確実に勉強する時間があるということだけでも満足だったんだよね。仮に辞めたら、どうするかって言うことも考えて判断してほしい。」

そんなふうに声掛けしました。

そうしたところチリ太郎から思いもよらない返事がありました。

チ:「鉄緑は辞めて自分で勉強してみる。数学が先に進みすぎちゃって、学校の授業が全然面白くない。」

この答えを聞いて、私は次の日には退会の連絡をしました。

まあ、辞めたいが故に考えた理由かもしれません。

でも、学校のことも、自分の気持ちも語ることが苦手なチリ太郎が、こんな理由を挙げてくるなんて本当に驚きでした。
結構、まともな理由、それらしい理由だったので、親としては「実に立派な理由じゃない」と嬉しく思えるほどでした。

大学受験を念頭に置いた場合、いつかは塾や予備校のお世話になるときがくると思います。
そういう意味では、どの塾を選ぶのかということは大変重要だと思いますが、一方で、大学受験においては塾の力以上に、本人の(勉強に対する)努力と工夫も必要であると思っています。

その点で、最高の塾を知った上で自分なりの試行錯誤に移行するというのも、また理にかなった選択なのかなと思っています。

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