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中学受験は尻上がりのイメージで

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よく考えたら、チリ太郎の学校の夏休みは本日(31日)までですが、公立小学校はもう2学期の授業が始まっていますよね?
(昨年のことなのに完全に忘れていました)

本日は久々に中学受験生向けの記事を書いてみたいと思います。

「天王山」と言われる夏休みを終え、今年が受験年のご家庭であれば、

ここまで「順調」と感じておられるご家庭、
「まだまだ暗中模索」「失敗ばかりで心が折れそう」というご家庭、

様々あると思います。

いつも私見ばかりで大して根拠の無い話ばかりですが、私は常々

・夏休みは自由な時間が取れるという意味では有効に使うべきだが、決して天王山などではない。(つまり、8割ぐらいは営業のための煽り文句である)
・大人目線であれば、「順調でない」ぐらいが普通であり、その状態が11月ぐらいまで続いてもなんの不思議もない。
・そういう意味では、中学受験は10月から1月までで「どうとでもなる」ものであり、「どうにもならなくなる」ものでもある。

というふうに思っています。

チリ太郎の受験を通じて感じたことなので、N=1程度の信頼感の無い話ではありますが…。
私が得たのは、

小学校6年生という日々目覚ましく成長する時期においては、人間的な成長がこれまでできなかったもの(解けなかった問題など)をどんどん解決していく。だから、そうした成長を遂げるタイミングにおける「声掛け」や「学習環境」が最も大事で、それに至る前の期間は子供にとっては「やれないことをやらされている」状態に近く、うまくいかないことが圧倒的に多い。

という感想です。

この考え方からすれば、夏より秋、秋より冬が重要です。

ですので、私が受験年のご家庭にエールを兼ねてアドバイスさせていただきたいのは、

・ここまでの学習はうまくいっていなくても大丈夫(割とそれが普通のはず)
・子供はこれから先、どんどん成長する時期を迎える(成長しない子供はいない!)
・親は子が成長する期間の声掛けと学習環境を整えることに専念すべき

ということです。

9月からは志望校別の学習が本格化したりして、基礎的な学習に加えてそうした志望校対策など、心配の種が増えます。
しかし、冷静に考えてみてください。

各志望校別のグループで最も上位にいる子でも、秋の段階ではまだその志望校に合格できる学力は身についていません。
相対的な評価で志望校別のグループの上位にいる子は順調のように見えますが、まだそのグループの中で「当日合格できる実力を身に着けた」という子はいないわけです。

つまり、9月から11月ぐらいの時期は、「意外と未分化でどうとでもなり得る時期」なんですね。

チリ太郎は、志望校別クラスの成績は悪い方ではありませんでしたが、それでも志望校の過去問で合格者最低点を上回ったのは12月頃でした。(過去問の成績は個人差があると聞きますけどね)

ある程度の難関校の場合、過去の受験者の成績は過去の先輩方が「最後の1日まで努力をして臨んだ結果」ですので、これから受験をする子がその域に1ヶ月も2ヶ月も早く到達することはあまりないと思います。
難関校の試験は、そこまで甘いものではありません。

無策で後伸びを期待するのはNGですが、ある程度ギリギリまで「信じて努力する」、「後に行くほど順調度が増すような尻上がりのイメージを持つ」ことが重要だと思います。

ここから先の期間、どこかで「ガチッ」と歯車がかみ合えば、あまり使いたくない表現ですが、俗に言う「逆転合格」なんてことは簡単に起こるものだと思います。
親御さんは、そういうタイミングが訪れることを予感しながら、今まで以上にお子さんが勉強に集中できる声掛けと環境の整備に努力すべきかと思います。

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