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整理された頭脳

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チリ太郎は中学受験の頃から暗記系が苦手でした。
今の学校に入ってからも、地理の授業で国名や首都名などを覚える課題、国語で百人一首を覚える課題など、見事に何も手を付けず、テストも関連する問題がほぼ白紙になっていた記憶があります。
(このあたりの知識は今も頭に入っていないようです)

チリ太郎は学校から出る課題には割と真面目に取り組む方なので、そのように丸ごとスルーしてしまうのは珍しく、その点は少し不思議に思っていました。
(正確には課題というより、「ここ、テストに出るから覚えて来いよー」というサービス問題を丸ごと無視した形ですね)

まあ、不思議という意味では、そもそもチリ太郎は記憶力が決して悪い方ではないので、「暗記が苦手」ということ自体が不思議でした。

「やればできるけど、やり方がわからないのかな?」なんて思ったこともありました。

でも、何か違和感があるのですね。
「苦手」とはちょっと違う雰囲気を感じます。

それで、ここ数年、私なりにあれこれ推察してきました。
私が有力だと思っている仮設は、

チリ太郎は「暗記が苦手」というより、「暗記が嫌い」なのだろうということ。
もう1歩踏み込んで言えば、
チリ太郎は「整理しないまま力技で何かを覚えていくのが大嫌い」なのではないかということです。

テレビでクイズ番組を一緒に見ているとわかるのですが、「知っているか知らないか」で差がつく知識系のクイズには全く興味を持ちませんし、「僕もクイズに答えられるように覚えておこう」というそぶりも見せません。
一方で、謎解き系のクイズは自らも解こうという姿勢を見せますし、何より楽しそうにしています。
そこの興味の差が顕著なのですね。

また、最近の一例ですが、
先日、チリ太郎がとある民間試験を受験しました。
学校の勉強とは全く関連しない、資格試験みたいなものです。

それで、それを受験する必要があるということで、学校から問題集みたいなものを借りてきていたのですが、それを開いて勉強しだしたのが前々日ぐらい。
難易度的には教習所の学科試験のようなイメージなので、何週間もかけて対策するものではないのですけどね。

試験前日、チリ太郎がいつもの指定席(リビングの一角)でゴロゴロしながらその問題集を読んでいたので、声をかけてみました。

青:「明日の試験の勉強はどう?」

チ:「うーん、まあ1週間も勉強すれば大丈夫とは言われているのだけど…。学校から借りてきたこの問題集がわかりづらくて」

青:「問題が難しいの?」

チ:「いや、過去問みたいなものがランダムに並んでいるだけで、解説がほとんど無いんだよね。問題の重複も酷くて、どういう意図なんだろうこの本」

青:「あー、多分、安い問題集だから、単に過去問を並べているだけなんだろうね。真面目に解説などせず、『問題文ごと重要単語を覚えろ』的なやつだね」

チ:「とにかく読みにくい」

妻:「前日にそんなことを言われてもね…。もっと前に言ってくれれば、違う問題集を買ったのに」

チリ太郎にしては珍しく、必要性が勝って渋々暗記に取り組んだ事例でした。
ただ、そこで使用した教材がイケてなかった。
覚えるべき「その用語」が何を意味するのかという最も大事なことが解説されていませんでした。

その日の会話からもわかるのですが、チリ太郎の心の声を代弁するならば、

「整理されていない知識をそのまま頭に入れたくない」
「とにかく頭に詰め込むだけということはしたくない」

というところでしょうか。

その点、ちょっと古い話ですが、中学受験の理社の暗記教材である「コアプラス」や「メモリーチェック」はセーフだったのですよね。
あれは単元ごとに覚えることが整理されていますし、文章もある程度系統だった解説のようになっています。今更ながら、あれは良くできた暗記教材でしたね。

今後のことを考えると、大学受験に向けてはある程度力技で覚えていかなければならないこともあると思います。
親目線ですと、電車で単語帳などを開いている生徒などを見て、

「ああ、やってる子は時間をうまく使って勉強しているな」

と焦る気持ちもあります。

暗記はしておいて損はないし、取り掛かりやすく隙間時間でもできる勉強法です。
また、暗記は第三者から見ても成果の見極めが簡単ですよね。覚えていればOKで、忘れていたらNGなのですから。

チリ太郎のように、理解力を強みにしている子は、本当に「頑張っている感」が無く、親的には不安になります。
一生懸命勉強しているように見えないのでね。
まあ、親の安心のために勉強するわけではありませんから、そこはどうでもよいのですが、思わず「もっと努力せよ」と口走ってしまいそうなのです。

しかし、私の見立てが当たっているかどうかはわかりませんが、
チリ太郎の勉強スタイルが敢えて「まだ暗記を必要とはしていない」というものであるなら、自分のペース、自分の手順を尊重してやるべきかなと思います。

まあ、子供の行動を肯定するために、私が無理やりこじつけているだけの可能性もありますけどね。

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