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メリハリのある6年一貫

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今となっては少し前のことですが、9月1日。
朝の通勤電車で隣の席に女子学生が座っていたのですが、座席に座ると鞄からプリント類を取り出し、熱心に勉強(復習?)を始めました。
その様子を見て、

青:「なるほど、この子の学校では、2学期の始業早々に校内テストがあるのだろう」

と思いました。

その子が何年生なのかわかりませんでしたが、そういうスケジュールを組んでいる学校も結構多いのではないかと思います。
まあ、そういうスケジュールの組み方をすれば、夏休みにだらけすぎないでしょうし、生徒指導や生徒を管理する面で、「歯止め」みたいな意図でスケジュールを組んでいる学校もあるかもしれませんね。

家に帰って、チリ太郎の学校ではどうなのかと妻に聞いてみたところ、

妻:「上級生(多分3年生以上)になると、夏休み明け早々にテストが予定されていたと思う」

と教えてくれました。

チリ太郎は夏休みの課題に苦戦しましたが、さすがに休み明けのテストまで上乗せされることはないようで、命拾いしましたね。
もう1年程度はゆっくり夏休みを過ごす猶予があるわけです。(多分)

中高一貫校に入る前のイメージとしては、

「計画的でシステマチックな6年間」

というイメージを強く持っていましたが、その「計画」の中身は思っていた以上に「メリハリ」が効いていて、「成長を考慮したステップアップ」が意識されていると感じます。
(もっと、一律で均等なイメージを持っていました)

よく考えればそれはとても自然で合理的なことなのですけどね。

例えば、夏休みの課題(の量)や夏休み明けのテストを考えてみたとき、
生徒全体の管理という側面だけでなく、本当に生徒の学力の成長を狙いとするのであれば、

生徒の側が、

「課題が出たから」
「テストがあるから」

という動機で行動しているうちは、まだまだという気がします。

ほんの少しでもよいので、「これは自分の将来の為にやるのだ」という意識が芽生えていなければ効果は薄いと思います。(特に、大学受験に向けた勉強という意味では)

中には、中1や中2の時点でそういう意識が芽生えている子もいると思いますが、それはそれで大したものですし、親御さんも安心だと思います。
ただ、大半の生徒はその段階ではまだ意識が備わっていないのではないでしょうか。

チリ太郎の様子を見ていても、まだまだ「やらされ勉強100%」という感じがして、僅か1%も「自分のため」「自分の将来のため」という意識はなさそうです。

そこで、親が毎日説教をして

「こんなにうるさく言うのもあなたの為を思ってのことだ」

といったところで、簡単に自覚が芽生えるわけではありません。

そういう自覚が芽生えるまでに、何十日も何百日も、「他愛のない日常」を送る必要があるのでしょうね。
親はそこを我慢して見守らなければなりません。
学校の先生も、多分同じなのでしょう。

もしかしたら、チリ太郎の学校で夏休み明けのテストが下級生に用意されていないのは、

「まだ意識も芽生えていない時期にやっても、大して効果が無い」

という思いがあるのかもしれませんね。
いずれにしても、素人の親が考えるよりもよほど考え抜かれていると思います。

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