6月26日に日本の国旗を傷つける行為を法律で禁じる「国旗損壊処罰法案」が衆議院で可決されました。
法案を提出したのは自民、日本維新、国民民主、参政の4党で、これにチームみらいが賛成に回り可決したそうです。
参院でも5党で過半数に達する見込みで、このまま今国会で成立する見込みです。
同法案は「人に著しく不快または嫌悪の情を催させるような方法」で「公然と国旗を損壊」した場合(←ここが随分あいまい)、2年以下の拘禁刑または20万円以下の罰金を科すとの内容です。
衆議院の審議では、立法の必要性や処罰対象のあいまいさといった論点が指摘されたものの、答弁を通じて課題が解消された印象がないまま採決を迎えたようです。
以上がニュースの要約。
私は国旗を傷つけたいと思ったことは無く、むしろ大切にしたい感覚を持っていますが、それでも「この法律、いるかなぁ?」という感想です。
ただ、このニュースに対する世間の印象(ネットのコメントの印象)は、どちらかというと歓迎している方が多いのですよね。
まあ、だから法律として成立するのでしょうけどね。
国旗が公然と傷つけられていたら、確かに私も不快な印象を持つと思います。
ただ、だからといって「誰か、あの人を捕まえて法律で罰して!」とまで思うかどうか…。
こういう法律ができるということは、そう思っている人が多いということなのかな。少し、世間とのギャップを感じてしまいます。
国会でも「立法の必要性」を問う質問があったようですが、こういう新法ができるときってなんらかの事件、事故などを契機として必要性が持ち上がることが多いと思うのですが、今回に関しては思い当たる事件も無いし。
ありましたっけ? 国旗が破られたり燃やされたりして、国民皆が悲しい気持ちになった事件とか…。
識者の話ですと、この法律は一旦成立したとしても、憲法裁判で違憲とされる可能性もあるとのことです。そういうものを議論し尽さないまま成立させてしまう。そうまでして成し遂げたいことってなんでしょうね?
私は甘っちょろい理想主義者でもありますので、
例えば、左派の人達が国旗に×を書いてデモ行進していたとして、それは悲しいなと思いつつも、その行為自体は法で禁止するよりも、対話で行動変容を促したいと思うほうです。
または、
国旗に対して愛着を持ってもらいたいとか、国旗を通じて愛国心を高めたいと思うのであれば、「国旗を公然と傷つける行為なんてダサい。恥ずかしい行為だ」という雰囲気を作っていけばよいのではないかと思います。
それには時間がかかるし、そういう雰囲気づくりは思うように進まないかもしれませんけどね。でも、長い時間をかけて世の中の認識が変わってきたことって山ほどあるじゃないですか。
まあね、私的なジャッジでは、こういうことを法律でどうこうしよう(どうこうできる)という考えが非常にダサいという気がしてしまうのですよね。