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本物の進学実績(その2)

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前回の記事で、生徒の進学先の情報を公表している学校の例として筑波大学付属駒場高校を取り上げました。
同様に、東京の私立御三家の一校である武蔵高校も進学先を公表している学校として有名です。
前回の記事で興味が増したので、今回は武蔵の進学実績について見ていこうと思います。

武蔵高校の進学実績は公式サイトの下記ページに掲載されています。

https://www.musashi.ed.jp/education/career/data.html

筑駒は合格実績と進学実績を両方掲載していましたが、武蔵高校は「進学実績のみ」を掲載しています。

2025年度高3(現役)卒業生数は171名と記載されていて、このように当該年度の卒業生数が公表されているのも大変参考になります。

個別の進学者数はリンク先の資料を参照いただくとして、記事のネタになりそうな部分を前回と同様に抜き出してみたいと思います。

○国立大学進学者 現役63名 既卒33名の計96名
後ほど私立の進学者数も見ますが、国公立対私立=6:4程度の進学比率になっていて、筑駒の場合は同じ計算で8:2程度の比率でしたので、それと比較すると少し私立進学者の割合が高く感じられます。
東大進学者は現役21名、既卒5名の計26名
1学年の現役卒業生が173名なので、「約12%が現役で東大に進学」ということになります。
医学部志望者との兼ね合いもありますが、東大を目指している人は上位50番ぐらいには入っていないとちょっと厳しい感じでしょうか。

国公立医学部進学者は現役が5名、既卒者が4名の計9名
武蔵は医学部志望者が多いという印象は無く、ある程度イメージに合った数字かと思います。

○私立大学進学者 現役40名 既卒41名の計81名
うち、早慶上理が現役31名、既卒18名の計49名で、私立進学者の半数以上を占めています。
私立医歯学部は現役2名、既卒6名の計8名であり、早慶上理と足した数が私立進学者の7割程度を占めるのですが、残りの3割はMARCHや日東駒専など少し幅があります。

御三家に合格したときの学力を考えれば、親御さんは「なるべく早慶以上には進学して欲しい」と思ったりするでしょう。
偏差値的な面でも中学入学時にはMARCHレベルを超えていたはずですが、これは開成や麻布などの御三家他校も例外ではなく、6年の過ごし方の結果としてMARCHレベルを下回る進学者が一定数出るというこでとすね。

○海外大学進学者は現役・既卒ともにゼロです。

全体から現役での進学者数は103名
当該年の卒業生が171名なので、約60%が現役で進学し、約40%が浪人しているということです。筑駒より少し浪人率が高いのですが、大きくは変わらない数字かと思います。
筑駒、武蔵と見てこの数字ということは、浪人率30~40%というのが最上位を争う学校の標準なのかもしれません。
私は公立学校出身ですが、都道府県の中でも最上位の学校ではないので(どちらかと言えば自称進寄り?!)、体感としてはこの浪人率は高いなと感じてしまいます。
ただ、上位に近づけばランクとして譲れない気持ちも強くなるでしょうから、「できがよくなくてこの数字」というより、「拘りの強さ」と「最上位層の競争の激しさ」を示しているのかと少し納得しました。

前回、今回と公表されている数字(=進学者数)を観てきました。
やはり、進学者数が見えるとその学校の進路がかなりくっきりと見えてきますね。
保護者的にはこういう情報の出し方をしてくれるとありがたいのですが、一方で、生徒のプライバシーに関わるケースもあるかと思いますし、どこまで配慮するかというところがポイントかと思います。

国公立私立に関わらず、ある程度上位の学校に限れば、そうした進路実績を公表している学校の傾向から、合格実績しか公表していない学校の進学状況も推察できるのではないかとい気がしました。私の力ではそこまでやりきることはできませんけどね…。

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