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現状の戦略として、志望校は都立中高一貫校のみに絞らず、私立も含めて受験候補としています。
「現状の都立と私立の試験の傾向を見ると、私立の勉強から始めていった方がよい。」ということは、私が話を伺った早稲アカさんでも、TOMASさんでも言われたことです。

もちろん、大手の塾からすれば、選択肢が広く、合格も出しやすい私立受験をお勧めするだろうことは理解しています。
この点、私自身が最近の試験問題の比較をして、「私立の勉強は都立受検にプラスである」という点に納得できましたので、勉強の方針としては私立用の勉強について行くことを当面の目標としました。

私立用の勉強となれば、それなりに負担感があります。
しかし、幸いなことに、チリ太郎自身はそれを嫌がる様子はなく、「私立用の勉強は都立受験にもプラスになる」ということを普通に信じているようです。
親としても、このペースで勉強を進められれば、併願校の選択肢も広くなってきますので、ありがたいです。

少し話は変わりますが、
この都立と私立の試験傾向が近くなっているという現象について、ある人は、
「都立中高一貫校がより優秀な生徒を獲得すべく、私立の試験に近づけてきている。」と説明し、ある人は、
「大学入試の新傾向に合わせ、私立でも思考力を問う問題が増えてきており、都立中高一貫校の問題に近づいている。」と説明します。

要するに、寄ってきているのは都立か私立かという観点の違いですが、どちらなのでしょうね?

私が思うに、これは、「結果的に」私立の試験問題の傾向が、都立に近付いてきたという感じなのかなと思います。(間違っているかもしれませんが。)

都立中高一貫校の適正検査は、学習指導要領の範囲を超えられませんので、教科横断で思考力を問う問題を作成し、問題の難易度を調節しています。
その一方で、「思考力」は新大学受験のキーワードにもなっており、私立校の側でも思考力のある生徒を獲得することは至上命題です。

では、今後、私立の中でも適正検査型の導入校が増えてくるのか?

それは無いと思います。

現状、私立上位校の試験を見ますと、単一教科の中で思考力を問う問題がつくれていますので、これで十分ということになります。
適正検査型の導入までしてしまうと、今度は、「その形式にたまたま合っていた生徒を採用してしまう」リスクが出てきますので、私立の上位・中堅校はそこまでする必要がありません。

適正検査型の導入が進むとすれば、都立残念組を積極的に取りに行きたい学校ですね。
そうなれば、都立第一志望や都立一本に絞っている方にとっては、事前の練習ができてよいです。
しかし、適正検査の勉強一本で行きたい学校、行ける学校が増えるかと言うと、今後の見通しとしてはあまり明るくないかなと思っています。

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