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親の逡巡と決意 その3

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6月の全国小学生テストを受験させる前までは、「まだ自分の気持ちも固まっていない子供に、親の希望を押し付けるのはよくない」と考えていた私ですが、カウンセリング時に話した進学塾の先生の言葉に、「子供の決意の前に親の教育方針あり」と認識するようになりました。

そういう視点で見てみると、「私自身がチリ太郎をどのように育てたいか。どういう学校に進学させたいのか」ということをもっと真剣に考えなければなりません。

さらに言えば、私自身がチリ太郎の進学を検討するにあたり、受験可能な中学校のことをどの程度知っているのかということを問われるわけですね。

そこで、改めて世の中にどんな中学校があるのかということを調べ始めました。予備知識ゼロの状態から入りましたので、見るものすべてが新しい発見でした。

正直に申し上げれば、私立学校にも興味はあります。私立ならではの独自の教育方針というのはあると思いますし、調べれば気になる学校の3つや4つ見つかると思います。

しかし、悲しいかな、ここに至っても、なんとなく「偏差値順、進学実績順」に並べて、上の方だけ眺めてしまうものなのですね。だって、私立学校は数が多いんですもの。(崇高な理想はどこへ…)

結局、チリ太郎の進学先を考える上では、私立の上位校などはあまり考えないようにしました。

チリ太郎は早熟なタイプでなく、厳しい中学受験には不向きと言えます。私立の上位校を受験させようと思えば、どこかできっと無理をさせることになります。おそらく、私が私立学校の下調べに力が入らないのは、そういう未来を予測して、気持ちのどこかに乗り気でない部分があるからなのでしょうね。

希望的な観測ですが、チリ太郎が勉強面で本格的に伸びるのはもっと後(おそらく中学3年や高校に入ってから)だと思うので、小学生のうちはのびのびと勉強をさせ、その上で、可能であれば狙える学校。こうなると、どうしても都立中高一貫校かなということになります。

さて、一口に都立中高一貫校といいましても、現在11校もあります。私立学校ほどではありませんが、学校ごとに特色もあり、通学時間の問題などもあります。

都立中高一貫校は授業公開や体験授業、学校説明会なども行っていますので、それらに参加するのが一番よいのですが、なんとなく、真面目なアプローチが苦手な私は、ド定番ではありますが、文化祭見物から始めることにしました。

チリ太郎4年生の秋、家族3人で連れ立って、通学圏で都立中高一貫校の中では難しめ(みんな難しいですが)とされる学校の文化祭へ行きました。

結果としてわかったこと。

「こんなんじゃわからねぇ…」ということがわかりました。

少なくとも、私にはわかりにくかったですね。子供と一緒にいったのが一番よくなかったと思うのですが、生徒さんの様子とか見る余裕がありませんし、そもそも、イベントに取り組んでいる姿から普段の様子を想像することは、私には難しかったです。

そんなわけで、進学先の実地見学は条件を変えて仕切り直しすることとしました。

(つづく)

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