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親の逡巡と決意 その4

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都立中高一貫校の文化祭見物から年を越し、チリ太郎4年の冬、とある都立中高一貫校の授業見学に行ってまいりました。

秋から冬にかけて、特に何もしていなかったようにとられてしまうかもしれませんが(実際に何も行動はしていませんが)、少し言い訳をさせてください。

どの都立中高一貫校も、文化祭の後、つまり、9月から10月頃に、学校説明会(学校により、募集要項説明会だったりします)を実施しています。
そういう情報も知ってはいたのですが、例えば都立小石川中等教育学校のHPから抜粋しますと、
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10/12(土)の学校説明会について、小学5・6年生を対象に募集しておりましたが、午前・午後のいずれも募集人数に達したため、募集を停止しております。たくさんのお申し込みをいただき、ありがとうございました。
<今後の募集について>
なお、キャンセルが出た場合には、小学5・6年生を対象に、10月4日(金)より先着順で、平日のみ毎日午後0時30分に募集を再開いたします。
人数に余裕がある場合、小学4年生以下の保護者の方を対象に募集を行う予定でしたが、小学5・6年生の参加希望が多いため、今回は募集を行いません。何卒、ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
————-
という記載があるとおり、小学5年生や6年生の方が優先対象(制限を設けていない学校もありますが、学校側としては受験に近い学年の児童・保護者に参加してもらいたいはず)であり、私が情報収集目的に参加するのは違うかなと思ったわけです。

さて、私が授業見学に参加したのは、先に文化祭見物に行った学校とは違う学校でした。この学校は家から通学圏内で少し気になっていた学校です。
実はこの授業見学の2週間前、休日に出かけたついでに、その学校の外観を見に行った際、校門に「授業見学の方はこちら」というような看板を見かけたので、調べてみたところ、在校生の保護者の授業見学と併せ、校外の方も見学ができるようになっているようでしたので、参加してみたものです。
同日はチリ太郎のスイミングの日でしたので、私1人で出かけたのですが、結果として落ち着いて見学できました。
お子さんをつれて見学に来られている方も見かけましたが、私個人としては、まずは保護者のみで見学することをお勧めします。なぜなら、子供をつれて来てしまうと、どうしても子供の反応ばかりに気が行ってしまい、親が見たい点をしっかり見られない可能性があるからです。

私にとっては初めての授業見学でしたので、気づくことがたくさんありました。書ききれないので、最も印象に残った3点のみ書きたいと思います。

◯生徒の授業に向かう姿勢がよい
時期的に中1、中2クラスのみの見学でしたが、どの教室でも、生徒さんは授業に集中している様子でした。
公立中出身の私の記憶ですと、数人程度は授業を聞いていない子がいるものです。しかし、さすが試験に合格して、つまり、ここで勉強したいと思って入ってきている子たちと言いますか、皆、授業に向かう姿勢が素晴らしかったです。チリ太郎は授業態度が悪いので、あんな風になってくれたらなと、正直憧れました。
あと、休み時間などに廊下ですれ違った際に、見学者にもきっちり挨拶をしてくれたりして、授業以外の面でも好印象でした。とても気持ちがよかったです。

◯若い先生が多い
たまたまかもしれませんが、授業をされている先生方に若い先生の割合が多いと感じました。しかし、授業の内容はどれも工夫されたしっかりしたものばかりで、おそらく、講義案等、しっかり研究されているのだろうと思いました。
都立中高一貫校の先生の人事がどういうシステムなのか、時間のあるときに調べてみようと思いますが、都立中高一貫校自体が目的を持った取組みであることを考えれば、やる気があり、志望してきた先生が集まってきているのかもしれないと推測しました。

◯しかし校舎は古い
良いことばかり書きません。
校舎の新旧は築年によりますが、特別教室・その他の設備などを含めて見ても、一見して「おっ、すごい」と思うものはありません。これは文化祭見物に行った学校についてもそうでしたので、やはり公立学校というところでしょうか。
公立の場合、私立と単純比較してはいけない点がいくつかあると思いますが、施設の充実度などはその1つだと思います。
大人の場合はいろいろ予備知識がありますので、公立とはこういうもの、私立とはこういうものと分けて考えられますが、例えば子供を見学に連れて行った場合、やはりハード面の違いが一番印象に残ると思います。この点は、保護者の方も、お子さんのやる気をどういう方向に向けたいかという点で、気を付けなければいけないと思います。

この授業見学を通じて、親たる私の気持ちが固まったところがありました。

「チリ太郎によい環境で勉強してもらいたい」
「最終的に決めるのはチリ太郎だけど、本人がそうしたいと思ったときに手遅れにならないよう、親としてサポートしたい」

親が子供の中学受験を決めるまでというテーマで、私の場合を例にふり返ってきました。
当初、3回くらいに分けてと思っていたものが、4回になってしまい、しかも、よく考えたら、可能性のある都立一貫校も調べつくしていませんし、親の決意のほども含め「未だ道半ば」です。
道の続きは、このブログに綴っていきたいと思います。

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