埼玉受験の結果が出ている頃かと思います。
どうしても代表的な学校として栄東の結果に注目してしまいますが、今年は昨年と比較して、A日程は易化し、東大特待Ⅰは難化したように見えます。(いずれも受検者平均での比較)
ただ、受検者最高点はあまり変わっていないので、どう分析するのが正しいのですかね?
(例えば、問題の難易度はそれほど変わらなかったが、受検者が増えた分受検者のレベルが下がったという見方をする人もいるでしょう)
本来は無限のバイタリティでバリバリと分析をして、皆様のお役に立てるような情報を発信したいのですが、私のように受験を終えてしまった家庭の場合、興味なども少し薄れてきてしまいます。(そもそも分析能力も無い)
本当に、そのようにして有用な情報を発信しておられる方を尊敬します。
多分、頭が良く、知的好奇心や興味の幅が私などとは違うのだと思います。
さて、そんな卑屈な考えを披露しても仕方がないので、受験終了組が感じることをとりとめもなく書いてみます。
栄東受験の特徴の1つに、「特待合格」があると思います。
2022年にチリ太郎が受験した学校(埼玉・東京)の中で特待合格の制度があったのは、「栄東」と「東京都市大付属」でした。
東京都市大付属の特待合格基準はかなり高いので、実際にそれを勝ち取った人は「素晴らしい」の一言ですが、栄東はかなりの数の特待合格を出すことで有名ですし、そもそも東大特待Ⅰなどは合格=1年特待確定です。
チリ太郎はA日程の受験で東大クラス合格(1年特待ではありません)
東大Ⅰで東大クラス1年特待合格をいただきました。
ご存じのとおり、東大Ⅰの試験では1年特待の他、3年特待、6年特待があり、それぞれの基準点も発表されますので、合否以上に注目を集めたりします。
実際、3年特待や6年特待に合格する人は、基準点から見てもかなりの学力と言える層です。
親の立場では、「特待」って非常に魅力的です。
お金がかからないに越したことはありません。
それが6年だったら…、もう、数十万円程度の何かを買ってあげてもよいような…、そんな気分になることでしょう。
しかし、1年たった今のチリ太郎を見て思います。
「特待」はある程度人生を拘束する。(される)
合格をいただいた時点では、そこまで考えが及ぶことは少ない。
現在のチリ太郎、全然勉強しません。
全教科の成績はそこまで悪くはないのですが、教科ごとに見ると致命傷に近い教科もいくつかあります。(それで平然としているのが不思議です)
もし、チリ太郎が特待制度のある学校に特待生として通っていたら、今のような怠惰な生活は許されなかったでしょうし、下手をしたら特待のはく奪なんていう悲劇だって起こり得たでしょう。
もちろん、そうしたプレッシャーや束縛を良い面に生かすこともできますので、一概には言えません。ですが、
「持ち上げられた後に落とされる」という経験は、若い頃は避けた方がよい
と思うのです。
大人でも非常に堪えますからね、そういうのは。
若いうちにそういう経験をすると、足を踏み外しかねませんので。
ですから、(そもそもそんな素晴らしいオファーをいただいたことなどありませんが)
チリ太郎は特待のような束縛の無い学校でのんびり、自分のペースで、何かに急かされることなく、持ち上げられることもなく、落とされることもない学校生活が合っていたなと。
そんなふうに思いました。
とはいえ…
2年生以降、少しは勉強するようになるだろうか。
という心配もあります。
やっぱり、適度に緊張感は必要だよね。
なんて少し思います。
以上、2022年受験生親の空想交じりの戯れ言でした。