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そろそろ「喝」の入れどころ?

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夏休みは子供にとって楽しいイベントですが、なぜか人類が解決できない永遠のテーマ、

「宿題どうするの?」問題

があるため、楽しい思い出と苦しい思い出が交錯する不思議なイベントとして記憶されることが多いと思います。

このブログではチリ太郎の今年の夏休みの様子について何度か触れてきましたが、チリ太郎は8月も中盤に差し掛かろうという時期、1日に15~30分、やったりやらなかったりというペースを相変わらず維持していました。
親からしますと、ある時期までは「ゼロにならないように、毎日コツコツとね」という気持ちですが、ある時期を過ぎますと、「これ、本当に終わらせるつもりあるの?」という気持ちに切り替わってきます。

我が家の場合、勉強というよりは生活態度が目に余ったようで、妻が先に声を挙げました。

妻:「チリ太郎さんの生活態度はそろそろ話し合いが必要だと思うのだけど」

青:「どんなのころが?」

妻:「スマホやタブレットが手放せず、いつ声をかけても『ハイハイ』という返事だけで全く切替ができないんだよ。結局、それが勉強時間にも影響していて、宿題も全然進まないし、私も声掛けの回数が増えるばかりで嫌になるし」

青:「まあそうね。でも、スマホやタブレットに時間制限とかルールを設けたとして、結局その管理のために声掛けをする煩わしさが増えるだけでないの? スマホのこと、宿題のこと、ダブルで管理することになるけど?」

ということで、私が感じの悪い(非協力的な)返事をしてしまったため、妻がチリ太郎に注意喚起することになりました。

妻:「夏休みの間中、ずっとスマホやタブレットを眺めるばかりで、全然切替ができない。おかさんが声掛けしても生返事ばかりで、ちっとも行動に移さない。そろそろ何とかしないといけないと思うのだけど、チリ太郎はそのことをどう考えてるの?」

チ:「えっ?!」

妻:「えっ、じゃないよ! おかさんは毎日毎日限界なんだよ。無反応の人に声掛けしたりするのも限界だし、そんな人の世話もしたくないよ」

チ:「…」

妻:「ほら、毎回黙ってしまって、何の解決にもならない。もう勝手にしてください」

私は黙って2人のやり取りを聞いていました。
チリ太郎は、とりあえずその日の勉強(宿題)を始めました。

チリ太郎がその日の宿題を終えた頃、私の方から話をしました。

青:「今日の宿題分については頑張ったね。それで、おかさんの言ってた今後のことについてはどうする?」

チ:「どうしようか…」

青:「おかさんは、スマホ問題も含め、時間の管理、行動の切替ができないのが問題で、それを解決すれば夏休みの宿題の方もスムーズに進むはずという考え方なんだけど、スマホとかタブレットを使う時間について、あれこれ口を出されたいかどうかってところだよね」

チ:「それは自由にしたい」

青:「うん、それがはっきりしているなら、そう話してくれた方がいいよ。おとさんもおかさんも、怒りはしないよ。ただ、自由な時間が欲しければそれ以外の部分で実績を見せなければいけないよね。多少の無理をしてでも『意地』を見せなきゃいけないときがあるよね」

チ:「どういうこと?」

青:「交換条件みたいなものだよ。『スマホは自由にさせてほしい。そこは口を出さないで欲しい』その代わり『宿題は自分で計画を立ててしっかりやります』みたいなことかな。少なくとも、そういう説明の仕方でないと、おかさんは納得してくれないよね」

チ:「うん」

その後、残っている課題の精査を2人で行い、おおよその計画を立てました。
(基本的に私は甘いので、「チリ太郎に必要な課題かどうか」「多少遅れても大丈夫そうか」という観点で優先順位をつけ、8/31までに全てを終える計画にはなっていません)
妻に対しては、チリ太郎の気持ちを私が代弁し、妻にも何とか納得してもらいました。

その日以降、少しだけチリ太郎の生活態度が改まったのか、妻から苦情を聞かされることが無くなりました。

結果として、「喝」を入れた形になったのですかね。
ここまで弛みきった夏休みを送ってきましたので。

子供のタイプはそれぞれなので、個性に合った生活指導・学習指導をする必要があると思っていますが、チリ太郎のように口が重いタイプは、なるべく相手の気持ちを引き出した後に話し合って結論を出すことが大事だと思います。
ただ、子供が思っていることを引き出すのは、父親の方がよい場合、母親の方が良い場合、案件によって様々ですので、夫婦が協力して取り組むべきかなと思います。
早急に状況を改善したくて、決めつけたり、結論を急いだりということにならないよう、「忍耐力」と「慎重さ」が必要になりますが、少なくとも、夫婦一体で臨めばどちらかが「最後の砦」となって、変な方向に進んでしまうことを防ぐことができると思います。

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