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何を大切にしどう伝えるか

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チリ太郎の学校は今日から始業式。チリ太郎の自由気ままな冬休みは終了です。

冬休みの期間中ずっと、「学校の課題は計画的に終わらせるように。そろそろ手を付けないとまずいんじゃないの?」と言い続けましたが、冬休みを終える4日前の夜に全く手がついていないことを確認し、少し叱りました。

その日は気持ちを切り替えるだけにして、

「残り3日でやれるだけ頑張ってごらん」

ということにしました。

それから3日はそれなりに…

とはいいつつも、1日トータルで4、5時間程度でしたが、数学の課題に取り組んでいました。
この期に及んでも、中学受験生の勉強時間にも及ばないようなレベルですけどね。

甘々な私は、

「やれるだけ頑張るといっても、『スマホ禁止だゲーム禁止だ。死ぬ気で課題を終わらせろ』なんて言うつもりはない。中学3年生にもなって、そんなことは言いたくない。残りの課題がどれだけあって、どこまで終わらせるつもりか決めて、それに沿った計画を自分の中で立てて、そこに気分転換が必要なら自由時間もつくって、そんな計画でいいからよく考えてごらん」

と言いました。

小学校時代の長期休暇の課題は作業要素が強いものもありますので、「絶対に終わらせるぞ」と発破をかけて、親も手伝いながら2~3日で終わらせるということもあったと記憶しています。
しかし、中高一貫校で出る課題はそれなりの難易度の問題集などもあります。
それを、出遅れたからといって力技で終わらせるというのは、果たしてよいのかどうか…。
私はどちらかというと、「やりきれなかったら、期限を延長してもらって計画的に消化する」方が本人のためになると思っています。

チリ太郎は今回、全ての課題はやり切れませんでした。
課題の問題集に取り組む過程を見ていたら、例えば数学の難しい問題を数時間考えるようなやり方をして、とても期限に追われている様子には見えませんでした。
でも、それでいいと思います。

「そのやり方は時間があるときのやり方だ。まずは期限内に終えられるようにしろ」

と指導する方もいらっしゃると思いますが、私は学力の向上のことを考え、期限ということは一旦不問にすべきかなと考える方です。

このあたりは親の考え方が出ます。
つまり、「何を教えたいか。何を伝えたいか」ですね。

「締切は絶対に守らなければいけない」ということを伝えたいなら、課題の消化の仕方も変わります。
私はどちらかと言うと、問題集を解くとか、自主勉強をするというようなところは、極力制約を設けず、正攻法で取り組んで欲しいと思っています。何故なら、「学力を向上させる」という目的からブレて欲しくないからです。
学校の課題に取り組むのは、その子の学力を向上させるためですからね。
また、チリ太郎もそういう面は妥協しない性格というか、「時間をかけても自力で解いてみたい」という傾向が強いようなので、そういう部分も尊重したいと考えています。

ただ、今回の件で本当に伝えたいことは、始業式の後にでも伝えたいなと思っています。

それは、

・来年は高校生になるので、学校の授業だけ聞いて理解したからOKでは済まなくなってくる
・実力をつけるには家庭学習が重要だけど、学校の課題もそこに含まれる
・家庭学習をどう計画的に行うかが重要だけど、一番負担感が少ないのは「毎日コツコツを習慣化すること」
・今回も、冬休み当初から計画的に取り組んでいれば、正しいやり方で全て終えることができたはず

これをどう理解してもらうかですね。
どう伝えたら理解してもらえるか。
そこは親の腕のみせどころでしょうね。

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