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チリ太郎空気を読む

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チリ太郎の夏休み、今年はどこにも旅行に行きませんでした。
以前の記事にも書きましたが、チリ太郎の夏休みは部活動を中心にまあまあ充実したスケジュールでしたので、旅行の予定など組む余地がありませんでした。

ただ、そのような中、スポットで私の実家に1泊2日で帰省しました。

私の母、チリ太郎にとっての祖母が緊急入院し、一時重篤な状況だったのですが快方に向かったため、一家でお見舞いに行くことにしたのです。
私は三人兄弟ですが、母にとっての孫はチリ太郎しかいません。その唯一の孫の顔を見せてやり、母を元気づけようということでまあまあ重要なミッションです。今回はチリ太郎にお願いして部活は2日ほどお休みしてもらいました。

母は集中治療室に2週間も入り続け、やっと一般病棟に移ったところでした。
倒れたのが病院で検査待ちをしているところだったので、奇跡的にすぐに救命処置を行うことができ一命をとりとめたものです。

お見舞いに際して1つの心配事がありました。

「果たして、チリ太郎は空気を読んで、母(祖母)とちゃんと会話をしてくれるか」という問題です。

ご存じのように(?)チリ太郎はマイペース人間ですし、そもそも祖母とは離れて暮らしているため、親交があるわけではありません。実際には滅茶苦茶かわいがってもらっているのですが、それは小さい頃の話なので、チリ太郎自身の記憶にはあまり残っていないのですね。

行きの新幹線の中で、チリ太郎には軽く説明をしておきました。
・チリ太郎はおばあちゃんにとって唯一の孫であり、自分が思う以上に大切な存在
・おばあちゃんは病み上がりなので、うまく話ができないかもしれない
・だからチリ太郎自身が積極的に話をし、最後は元気づけてあげて欲しい

チリ太郎にとっては難易度高めのミッションと思われました。
なにせ、普段我々との会話も1問1答に近くて、会話のキャッチボールというのができるのかできないのか…。

しかしチリ太郎、見事やってのけましたよ。
マスクをしていたので声は小さくなってしまいましたが、ちゃんと自ら話題をふるなどして話をし、ちゃんとおばあちゃんを元気づけていました。

人間、成長するものですね。
あのチリ太郎が場の空気を読むとはね。

お見舞いは病院のルールで1日1回15分程度と決まっていましたので、2日間病院に足を運びました。
ただ、帰省してお見舞いだけで終わらせてしまうのももったいないと思い、かなりの弾丸日程となりますが、観光の予定を組むこととしました。
チリ太郎に部活を休ませてまで来てもらったので、この帰省を少しでも充実させたいという思いでした。

行った先は…


名古屋城!!

1日目のお見舞いの後、何とか足を延ばせる範囲の観光スポットでした。
私自身、1度も行ったことが無い名古屋城でしたが、2018年に本丸御殿が再建されたというニュースが全国的に報道されていました。(あの個性的な元市長のおかげで全国区のニュースになったのかもしれませんが)

私自身がこのプチ旅行に名古屋城を選んだ理由は、この再建された本丸御殿ともう1つ。
名古屋城周辺には、名古屋おもてなし武将隊の方がいらっしゃるので、「武将隊にも会ってみたいな」というものがありました。

当日いらっしゃったのは…


前田利家公!!

ドキドキしながら記念写真を(妻とチリ太郎が)撮らせていただきました。
その流れで、会話を少々

利家公:「今日はどちらから参られたのじゃ」
青:「東京です」
利家公:「ほう、江戸から…。何用で参られたのじゃ」
青:「母が入院しまして、見舞のついでに。近くに来ましたので」
利家公:「母上のお見舞いか。それは心配じゃのう」
青:「実家が少し離れていますが、ちょっと寄らせてもらいました」
利家公:「では帰省も兼ねておるわけじゃな」
青:「はい」

※武将隊の皆さんは、こんな感じで昔言葉で会話されます

妻とチリ太郎は半笑いで遠巻きに見ていました。

青:「利家公と会話をしてしまった(感無量)。君たちもお話したらよかったのに」
チ:「…。」
妻:「まあ、遠巻きに聞く程度でいいよ。しかし、江戸という地名は戦国時代にあったのかな。気になってしまったよ」
(調べたら、平安時代に江戸という地名はあったみたいです)

史実の前田利家公は身長が6尺近く(180cmほど)だったと言われています。
武将隊の利家公もそれぐらいの身長で、なかなかなイケメンでした。
おもてなし武将隊、女性ファンも多いらしいですよ。

なんだか武将隊メインでオマケのようになってしまいましたが、本丸御殿も素晴らしかったです。
日本建築が好きな妻も大変喜んでいましたが、見事な書院造で、当時あった障壁画をデジタル技術で忠実に再現しているのですが、それが本当に美しい。

名古屋城本丸御殿

館中こんな感じにピカピカです

この本丸御殿を再建するというプランが持ち上がったとき、結構否定的な意見もあったと記憶しています。ただ、自分の率直な感想としては、当時の資料が残っていて、それを現代の技術で再建するというのもなかなか意義深いことだなと。
もちろん、多額の公費がかかっているので、「綺麗なのができたからいいじゃん」という話でもないのかもしれませんが、でも、見に来る価値はあると感じました。

当日はかなりの気温でしたので、あまり歩き回ることはしませんでしたが、本丸御殿に入れば暑さも結構しのげました。
チリ太郎はこういう施設に来ると結構しっかりと説明書きを見て回ります。社会は得意でないチリ太郎だけに、こうした体験を通じて興味の幅を広げてくれたらよいなと思っています。
今回は我ながらよいスポット観光を企画できたなと自画自賛しています。

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