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辞めない男から取捨選択の男へ

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チリ太郎が年長さんの頃から続けてきたスイミングですが、この6月で退会することとしました。

この結論に至る半年ぐらい前から辞めたそうな兆候は見えていました。
当時の話し合いの結果、チリ太郎が「もう少し続けてみる」という結論を出したのでここまで続きました。しかし、その後も細かなトラブルが目立ったので、このあたりが辞め時かなと私も思います。

トラブルというほど大した話ではないのですが、チリ太郎はスイミングに通う日を休日の朝に設定していたところ、まあ、「全然起きない、平気で遅刻する」という状態が続いていたのです。
つまり、妻や私があれこれ世話を焼かないと続かない状態だったわけです。

スイミングの日の度に妻は怒り、チリ太郎は反発し、

傍から見ている私も、こんなゴタゴタしてまで続ける必要があるのかなと思っていました。

ただ、冬の寒い日などは「朝からスイミング」という気分にならないのが普通ですし、「夏が近づけば気分も変わるかな」などと淡い期待を持っていたところ、状況は好転しませんでしたね。

こういう節目は父親の出番だと思うので、家族で話し合いの場を設けることとしました。

青:「鉄緑会を辞めたとき、あれはもともとがおとさんの要望でもあったし、チリ太郎の側でもしっかりとした理由があったから、辞めることに異論はなかった。今回、チリ太郎の中では辞める理由は整理できてる?」

チ:「まあ、クラスも上の方にきて、これ以上進級できる気もしないし」

青:「まあ、そうね。一応、四泳法マスターしたのだし、これ以上を目指すというと競技会に出てタイムを競うようなレベルだから、そういう気がなければ続けなくてもよいよね」

チ:「うん」

青:「でも、スイミングについては辞めるにあたって条件をつけたい。今のチリ太郎にとってのスイミングは、週1回の貴重な運動機会になってると思う。それを単になくしてしまうのはすごく心配だよ。例えば、スイミングに使っていた時間を別の習い事とか、そうしたものに使いたいという計画はある?」

チ:「それは、特に考えてないなぁ」

青:「それであれば、スイミングでなくてもよいから、貴重な運動機会はなんとか確保して欲しいな。例えば、おとさんと一緒に週1回運動するとかしてみる?」

チ:「うん、それでいいよ」

青:「じゃあ、おとさんは張り切って楽しくできそうなプログラムを考えるよ」

妻:「鉄緑会のときも自分で勉強するって言ってたけど、いつの間にか『なかったこと』になってるからね。また同じになるんじゃないの?」

青:「まあ、勉強は学校の授業にしっかり取り組んでくれていればいいじゃない。チリ太郎が学校の成績で、結果で示してくれれば」

チ:「うん」

コロナ禍となり、多くのスイミングは父兄の見学を中止していたと思いますが、もうどこのスクールも見学を再開しています。
先日、妻と久しぶりに見学に行ってきました。

チリ太郎、スイミングに通い始めた頃は上達が遅く、同級生よりも進級速度はかなり遅かったです。
自主練するほど熱心ではありませんでしたが、週に1回コツコツと通い、多くのお友達がそれぞれキリの良いところで辞めていったところ、中2の春まで続けたわけです。

今は自由形を選択して取り組んでいて、泳ぐ姿、クイックターンも実に見事です。

妻:「まだバタ足が弱いし、息継ぎもあんなに顔を出す必要ないよね。もっと改善できるんだけど、集団指導でこのクラスまでくると、個人にそこまで丁寧に指導してくれないのかなぁ」

青:「そりゃ望みすぎでしょ。そのスポーツが好きで、自分で研究して上手くなろうという気が無かったら、これ以上は上達しないよね」

妻:「まあ、そりゃそうだけど」

青:「ただ、大人になってから『ああ、もう1回ちゃんと習いたなぁ』なんて思うことあるじゃない。そういう気持ちを持った時に、またいつでもチャレンジしたらいいって伝えようよ。そのための基礎はしっかり教えてもらえたわけだから」

妻:「そうね」

小学生の頃は、「辞めない男」で、特にモチベーションは高く見えないものの、一度始めた習い事は辞めない子だったのですが、自我が芽生え、自分の時間の使い方を考えるようになってきたみたいです。

7月からはチリ太郎との新たな取り組みを始めようと思い、バットやらグローブやら、メディシンボールやら、いろいろなものを買い揃えています。

チリ太郎が「楽しい」と思えることを一緒に探したいと思います。

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