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「自走」も人それぞれ

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期末テスト後のテスト休みから終業式を挟み、チリ太郎の学校は春休みに入っています。

終業式の数日前の話ですが…

青:「そういえばチリ太郎、冬休み明けに学校で受けた外部模試の結果って、3月頃に返ってくるという話じゃなかったっけ? 終業式の日に返ってくるのかな?」

チ:「あっ、もう返ってきてます」

国、数、英の3教科のテストだったのですが、チリ太郎の場合、こうした実力テスト系の結果は定期テストより少し良いのが常です。
模試を受けたその日も手ごたえ的には悪くなさそうだったのですが、結果をすぐに出さないあたり、思ったほど良くなかったのか…

と思いきや…

青:「結構いい成績じゃん」

チ:「うん、まあ」

青:「普通、これぐらいの成績だったら結果が出た日に自慢げに出してもよさそうなものだけどね」

妻:「まったくだ。プリント類全般、言われないと出さないからな」

青:「数・英が良くて、あとは国語が良ければかなりの成績だったのに惜しかったね」

チ:「国語ね。今回、現代文だけで古典が無かったからなぁ…」

妻:「えっ、古典が得意なの?」

青:「確かに、チリ太郎は古典の成績は良い方だよね」

チ:「基本的な部分は覚えるだけだからね」

ということで、外部模試の成績はなかなかでした。
そして、3学期の期末試験の成績です。

これも外部模試ほどではありませんが、悪くない成績でした。
評定的には、2学期に少し落ちたものが戻った感じです。
今回、期末テスト期間中にテスト勉強を一切せずに、ずっと修学旅行の課題作業をしていたのです。

しかも、テスト前日に…

青:「チリ太郎、テスト勉強全然していないみたいだけど、明日の期末テスト初日って何の教科なの?」

チ:「うーん、いつもは教室の後ろに貼ってあったりするんだけど、今回はそれが無くてわからない」

青:「えーっ! でも、他のクラスメートは知ってるんだよね? どこかで聞き漏らしたんじゃないの?」

チ:「そうかなぁ…」

妻:「それで不安にならないんだから不思議だよ」

という有様で、完全に「ノー勉」で臨んでます。
チリ太郎はこの2年間ずっとこんな調子ですが、赤点を取って返ってきたのは1年の初期の頃だけでした。
私の感覚ですと、ジリジリと成績が上がっているように感じます。

チリ太郎のこの2年間の成績推移を見て思いました。

授業の内容が高校の範囲に入ってくる頃なので、今後は注意が必要ですが、これがチリ太郎なりの「自走」なのだなと。
妻は、「惜しいなぁ。勉強しなくてこの成績なら、勉強したらかなりの成績を取れると思うんだけどなぁ」と言っていますが、そこは意外とわからないところです。

私も妻も、これまでは結構口を出してきた方だと思います。
「ゲームするのは構わないけど、家庭学習がゼロ時間にならないようにしよう」
「ほら、夕食の前とかいいんじゃない?」

特に、学校がお休みで1日家にいる日などは、午後になると

青:「勉強を何時ぐらいにやるかは決めようよ」

みたいな声掛けをずっとしてきました。
しかし、どんなにマメに声掛けをしても、結局自分のタイミングでしか勉強しないのですよね。
(有耶無耶にされる日も多数あります)
ですので、妻も私もイライラが募り、最後には疲れてしまっていました。

ただ、この間、チリ太郎はトップクラスの成績とはいかないまでも、自分なりに結果は出し続けてきたのですよね。
そうであれば、家庭学習で自律的なサイクルが回っていなくても、これも「自走」だと言ってよいのかなという気がしてきました。

要するに、「学校の授業の理解度」と「個人的な目標」に対して「どこでどれだけ勉強するか」って話なのだと思います。

チリ太郎の場合、学校の授業はその授業の中で概ね理解できているようです。
今のところ、家で予習・復習などをしなくても、テストで悪い成績を取ることは無いようです。

あとは「個人的な目標」ということで、例えば、「〇〇君には負けたくない」だとか、「全体の順位で〇位に入っておきたい」とか、目標に応じて勉強の精度を上げていくのですが、チリ太郎の場合は当面の目標らしきものが無いようなので、「更に上を目指そう」という気持ちは起きないのでしょう。

チリ太郎自身が「このぐらい」と思っている成績をキープできているのであれば、「自走」できている認めてあげるべきかなと。

私も妻も、もしかしたら、固定概念に縛られていたのかもしれません。
「家庭で定期的に、自主的に勉強するべき」
「それを習慣化すべき」だと。

ただ、チリ太郎と過ごした2年間で、
そこも「人それぞれ」なのだと気付かされました。

まあしかし、定期テスト前に全く勉強しないなど、本当に親から見ても不思議な子です。
どこかで壁にぶつかったときに、見過ごさないようにしないといけませんね。

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