スポンサーリンク

高1の塾はどうするの?

ランキング応援をお願います

春になると塾の広報が活発になりますので、新聞の折り込みや電車の車内広告、映像での広告など、いろいろ目にする機会が増えます。新学期を迎えるタイミングで通塾を検討する人が多いから、業界的にも力の入れどころなのででしょうね。

中高一貫校生の通塾率というのがどのくらいなのかわかりませんが、大学受験を見越した通塾というのは都会でこその現象という気がします。あるいは、医学部受験や最上位の大学を受験するケースでも通塾組の方が多いですかね。
私は田舎の公立進学校出身(こういうのを「自称進」って言うんでしたっけ?!)ですが、当時、旧帝大を目指す層でも通塾しているという人は稀でした。

少し脱線しますが、私の田舎も帰省する度に「塾が増えているな」という印象を受けます。
ただし、それらの塾のほとんどは中学生向けの塾。つまり、中学の学習の補講をしながら公立高校受験までをサポートする塾です。
大学受験用の塾はというと、全国的に知られた予備校以外ほとんど見ることがありません。
地方の場合、多くの受験生がノー塾で大学受験に臨んでいるというのは30年前も今もあまり変わっていないのではないかと思っています。

そんな田舎育ちの私は、東京で子育てをしながら中学受験というイベントの熱量に驚きました。そして、塾という存在が受験において切っても切れない関係にあるということにカルチャーショックを受けたものです。
ただ、中学受験を経て「塾」というものへの距離が一度近づいていますので、「大学受験に向けても塾が必要か?」と問われれば、「そうかもしれないな」なんて思ったりします。
教育という面ではすっかり都会に染まってしまっているのかもしれませんね。

しかし…、我が家のチリ太郎の通塾はどうしますかねぇ…。
自分で要否を判断できるようなら口は出さないのですが、親というのは漏れなく心配性なもの。本人が何も言わなければ、「そんな呑気に構えていてよいのか」と思ったりもします。

この点、一番参考になるのは同じ学校の先輩(及びその保護者)からの助言(先例)です。

チリ太郎の学校の保護者さん繋がりで聞く話では、意外と「ガッツリ通塾」という人は少なく、高3でもノー塾(通信教育はあるかもしれない)のご家庭、東進などで最小限の講座を取って自習室代わりにするご家庭など、塾支出がほとんど発生しない例を耳にします。
私が聞いたご家庭では、それらを生徒本人が判断したそうで実に立派だと思いました。自分のことは自分で決めるという姿勢もそうですが、おそらく、家計に余計な負担をかけまいという配慮もあると思います。

中高一貫校で噂としてよく耳にするのは、高1ぐらいのタイミングで皆が通塾を考え始めるということ。
そして、中1から鉄緑会などの塾に通っている層も、自分事としてスイッチが入り始めるのは実質高2~高3頃。全体の雰囲気としては、高3の体育祭(5月頃)が終わって初めて受験勉強体制に入る。みたいな感じ。

全体が上記のような雰囲気であれば、受験勉強に集中するのは正味1年もないということになりますね。
塾からすれば、「それでは遅すぎる。対策が間に合わない」ということになり、早め早目の準備を推奨しながら生徒を募集するわけです。

私自身、中高一貫校生をサポートした3年の中で、少しずつ考えが変わってきているところもあるのですが、今はチリ太郎に以下のように声掛けしています。

・学校の授業を大切にし、そこで習ったことを着実に身に着けてほしい
・学校の学習が追いつかないような状況になったら、やむを得ないので塾の利用を考える場合もある
・それ以外の場合は、学校の授業と同一線上にある学習について塾を使うのはもったいない(コスパが良いとは思えない)
・逆に、学校の授業とは異なる切り口で知識・技能を習得するものなら、塾だろうが講習会だろうが、どんどん試してみたらよい。(例えば英会話のようなものとか、趣味・資格のための勉強とか)

親ならば、子供の人生にはお金をかけたいと思っている人は多いと思います。
ただ、チリ太郎は私立学校に進学したい以外、本当にお金のかからない子です。昔からそうですが、欲しいというものもありませんし、何かにのめり込むこともありません。
親としては「いざ」というときは「いつでも」と思っているので、塾に通いたいなんで言い出したら先の基準などそっちのけで喜んでお金を出してしまうと思います。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする