昨日、妻が家で在宅勤務をしていた際、家に住宅メーカーから営業の電話があったそうです。
それがあからさまにやる気のない内容だったようで、
「いかがお過ごしですか?」
「いやー、無いとは思いますけど、マイホームのご検討予定とか…。」
「あっ、やっぱりそうですよねー、ですよねー。」
というような具合で、明らかに上司から「営業電話かけまくるとかなんとか、やれることやれよ!」みたいなことを言われ、やらされているような感じだったようです。
そもそも、我が家と住宅メーカーの接点と言えば、妻と結婚する前後に、妻の趣味である住宅展示場見学に冷やかしで行った(妻は住宅の間取りが大好きです)ことぐらいしか考えられず、15年も前の話ですから、妻も「○○ホーム??! えっ、はい。」という感じだったようです。
妻:「電話口の担当の人の苦笑いが浮かぶような、そんなやりとりに終始したよ。」
コロナ禍で飲食業や観光業も大変だと思いますが、それ以外の業種もかなり苦労されていると思います。
私は専らサービスを受ける側ですので、本当に頭が下がります。
第2次緊急事態宣言の解除が近づいていますが、新型コロナとの戦いはまだまだ続きます。
ワクチンの接種は始まったものの、効果的な治療薬が開発されるまであと2、3年はかかるでしょうか…。
その2、3年の間に新たな変化もあるでしょうし、まあ5年くらいの長期戦を想定していた方がよいかと思います。
古いワードを引っ張ってきますが、こうなってみると、「withコロナ」だとか「新たな生活様式」という考え方は、極めて妥当だったのではないかと思います。
つまり、5年くらいのスパンで考えるなら、それはもう「長期戦」なわけです。
長期戦の鉄則は、「無駄に力まない」ことです。
昨年度の受験を振り返ってみたとき、情報不足で仕方のない面もありましたが、社会全体も、一部の受験生も、「無駄に力んでしまった」面があったのではないかと思います。
無駄に力む原因というのはある程度想像がつきますよね。
・(コロナを)過剰に意識する
・(絶対に罹患しないぞという)完全主義
・失敗を恐れる
・人の目を気にする
こんなところです。
もちろん、受験とコロナ対策は一個人の中では不可分の問題なので、「両方を完璧にコントロールしよう」と考えてしまうことは理解できます。
しかし、これから受験に臨む方々は、
「受験勉強は短期戦と考えて緊張感を持って臨む」一方で「コロナは長期戦なので、必要以上のことは考えない」というくらいでよいのではないかと思います。
少なくとも、私は気持ちの面でそういう割り切りを持って中学受験に臨みたいと考えています。