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もう1つの面談

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先日、全統小テストの結果学習カウンセリングの記事を書かせていただきました。
実は、同日の午前に、チリ太郎の通う学童保育所の面談もあり、夫婦そろって学童の先生の話を聞いてきました。

学童でのチリ太郎は時々問題を引き起こしており、以前からそうしたことを聞いていましたので、今回の面談は、半ば、そうした苦情を聞く意味合いもありました。
さすがに鈍感な私も、今回ばかりは妻だけに任せておくわけにはいかないと悟りました。

学童保育所の運営内容というのは、自治体にもよりますし、同じ自治体の中でも学童間で異なっており、学校のように一律ではありません。

学童の先生のお話は概ね以下のようなものでした。
・現在の学童で預かっている児童は、圧倒的に小学1~3年生が多く、全体が低学年向けの運営になっている。
・チリ太郎君は高学年になり、下校時間も遅いことが多いため、低学年主体の保育の中に途中から入ってくることになり、気持ちの切り替えが難しいと思う。
・学校での疲れ、イライラを引きずって学童に来ることもあり、そういうときにトラブルが起こる。
・高学年で力も強くなっており、少々心配。

チリ太郎は小学1~3年生の頃は学校生活でトラブルを起こすことが多く、他の児童に迷惑をかけてしまったときなどは、私も度々謝罪の電話などをした記憶があります。
しかし、小学4年生に入ってからは、かなり生活面でのトラブルは減り、小学5年生となった今は、時間を守れないとか、忘れ物をするといった課題はあるものの、トラブルと言えるようなことはなくなりました。

ですので、私や妻の認識として、学校でのトラブルは減っているのに、なぜ学童でトラブルを起こすのだろう? という点が引っ掛かりました。

その点について学童の先生と意見交換した結果、以下のような意見が出てきました。

・学校では授業や課外活動、委員会活動等、やることが増えており、トラブルが起きる余地がないほど忙しいというのが現実ではないか。
・学校から学童に到着したとき、疲れた様子が見られる時がある。
・チリ太郎は「学童は遊ぶところ」と認識している一方で、現場は低学年を管理するための制約等があり、窮屈さを感じているのではないか。
・「学童にいるときぐらい、好きに遊ばせてくれ」というのがチリ太郎の心の声ではないか。
・学校が終わってからの居場所づくりが重要。

本当にいろいろ考えさせられました。
正直、勉強のことなど些末な問題に感じられるほどに。

チリ太郎は私と2人でいるときには、落ち着いていて従順なことが多いです。もしかしたら、私自身のルーズな性格や、それに沿ったペースがチリ太郎に合っているのかもしれませんし、単に父親を恐れて言うことを聞いているだけかもしれません。
しかし、妻とチリ太郎は家でひどく言い争うことがありますし、学童にお迎えに行った際の様子でも、先生の言うことを聞かずに駄々をこねているところをよく目にします。

おそらく、チリ太郎自身の気持ちと外の環境、外部の働きかけがマッチしていないときに、そうした行動が出るのだと思うのですが、もう小学5年生ですから、自分の行動を周りの環境や周囲の人に合わせていくことを学ばないといけません。

しかし、そうしたことを教えるばかりでは子供は息苦しくなってしまいます。
学童の先生とのお話で出たように、チリ太郎が落ち着いて過ごせる場所や時間も確保されていなければ、健全な成長は望めません。

子供の偽らざる本音を聞くというのは本当に難しいことです。自分のことを話さない子も多いですし、コミュニケーションが得意な子でも、本音を話してくれるとは限りません。
そこは本当に親の観察力や想像力が試されるところですね。

また、何より、私は大丈夫だという過信が一番危険だなと思いました。

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