好評いただいているチリ太郎の受験を振り返るシリーズ(ウソです)。
本日はこんな話題。
青:「大抵の中受家庭にあって、我が家に無いものな~んだ?」
妻:「カネか?」
青:「なぞなぞのテンションで言ってるのにそんな現実的な答えなわけないでしょ。」
妻:「何かな、我が家にはないものだらけだが。」
青:「答えは『中受ロス』です!」
妻:「何それ?」
青:「ここ、『なるほど』って膝を打つところだったのに、用語すら知らないなんて台無しじゃん。」
妻:「あれか、〇〇ロスの仲間。中受にもそんなのがあるのか?」
青:「そうだよ。子供の中受が終わってみたら、必死にサポートしていた親の心にはポッカリと穴が…みたいなやつだよ。」
妻:「ないない。」
青:「だよね。我が家の場合。」
妻:「だって、私は常々言ってたじゃないか、『早く終わって欲しい、面倒くさい』って。」
青:「言ってたね。」
私は妻より中受に熱心であった方ですが、そんな私もサッパリ喪失感は感じません。
なぜかなと思ったときに、
結局、受験勉強期間も、それが明けた後も、世話を焼く度合が全然変わってないのですね、チリ太郎の場合。
そんなわけで、我が家の場合は中受であってもそうでなくても、チリ太郎の世話を焼きっぱなしであり、ロスも何も無い。現在進行形ということです。
おそらく、中受ロスになる親御さんというのは、
・子供のサポートを一生懸命やりきった
・親御さんご自身も結構勉強した
・もともとお子さんは自立している
という感じなのかもしれませんね。
対して、中受ロスにならない親御さんというのは、
・日常生活をあまり崩さずに受験に取組んだ
・割と放置、又は親は中受に前向きでなかった
・お子さんは常時手がかかる
という傾向があるかもしれません。
中受ロス自体に良し悪しなんてことはないのですが、中受ロスを感じるようなご家庭の場合、1点注意された方がよいと思うことがあります。
それは、下のお子さんがいる場合、その子の進路について「中受する、しない」というところから議論に入りがち
という点です。
もちろん、冷静かつ賢明に、「上の子は上の子、下の子は下の子」と分別をつけられる親御さんも多数いらっしゃると思いますが、上の子で得た濃密な中受の経験は、下の子の人生にバイアスをかけるおそれがありますよね。
我が家の場合、中受ロスも無ければ、(一人っ子なので)下の子へのバイアスもかかりませんけどね。