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海城中学の学校説明動画を視聴

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先週の土日休み、チリ太郎と妻が駒場東邦の学校説明会に参加している間、私は海城中学の学校説明動画を視聴しました。

海城中学の学校ホームページ(以下)に校長挨拶以下、動画がアップされているのですが、各教科の入試問題説明なども含め、実に充実した内容になっています。

https://www.kaijo.ed.jp/admission/information-video

一度に全部は見切れなかったので、今週に入ってからも少しずつ視聴し、全てのコンテンツを確認しました。

それで、学校説明動画を見た私の印象なのですが…

過去に視聴・直接参加した説明会の中で順位付けするなら「最上位」です。

殊更に趣向を凝らした動画ではないのですが、

わかりやすさ
印象度(興味を引く内容であったか)
知りたい内容を説明してくれているか

などの観点でとても優れた内容であり、私的な評価ではありますが、学校の持つポテンシャルを十分に感じることができました。

今回の記事では、私が特にすばらしいと感じた1点のみを記事にしてみたいと思います。
全体としての評価は、受験の可能性がある方が実際にご覧になって判断いただいた方がよろしいかと思います。

私が特に素晴らしいと思ったこと、それは、

海城の教育→②学校概説-沿革・教育理念・教育の特徴-
の中で触れている、教育改革の内容ですね。

この動画は40分と少々長いので、まとめて簡単に書かせていただきますが、

海城中学はこの30年間、学校改革に取り組んでこられたとのことです。
この学校改革は開校100周年を機に着手されたものらしいのですが、当時(も)、東京大学に30人から40人の合格を出す進学校として認知されていたものの、「卒業生が大学に進学した後の留年率が高い」という問題点もかかえており、それを解消する(建学の精神に沿うように軌道修正する)ことを目的に始まったのだそうです。

建学の精神の1つに「国家・社会に有意な人材の育成」をうたっているものの、当時は、大学に入った時点で満足するか燃え尽きてしまう生徒が多かったわけですね。
学校改革の詳細は割愛しますが、現在、30年に及ぶ学校改革の成果が、大学に進学した卒業生の活躍、現役合格率の向上等となって表れ始めているそうです。

例えば、学校改革の結果、「上位大学への進学者が増えました」という例であれば、他の学校にも多くの事例があると思います。
しかし、「卒業生がちゃんと活躍できているか? 大学で目的を持って勉強し、社会に出て自己実現できているか?」そういった観点で自らの改革を行っていくことは、とてつもなく意識が高くなければできません。

こうした視点というのは、上位の伝統校であればどこも持ち合わせているものかもしれませんが、例えば、公立校でこういう視点が持てるかというと、非常に難しいと思います。
そこは学校の良し悪しというよりも、システム的な問題ですね。公立校では、そこまで建学の精神に強く目的意識を置くことができませんし、大胆にカリキュラムを変えたり、資金を投入することができませんから。

その点では、海城中学の学校改革の事例は、「私立の強み」を象徴するものだと思いました。

海城中学は2/1と2/3の2回入試を実施しており、両日程の募集人数に大きな偏りはありません。
チリ太郎が海城を併願校に入れるとしたら、
2/1駒東受験、2/3海城受験というスケジュールになりますが、2/2の時点で駒東の合否が出ていますので、海城を受験するのは駒東不合格の場合ということになります。
駒東と海城の偏差値差はほとんどありませんので、第1志望のチャレンジを2回できると思えばお得な感じがしますね。

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