チリ太郎の中学進学後の勉強(主に小テストなどのプリント類)を見ていると、
「数学は当面大丈夫そうかなぁ。」
と思う一方で、
「英語は少々苦労するかもなぁ。」
という感想を持ちます。
まあ、これは入学する前から予想していたことではありますが。
チリ太郎の場合、小学校時代の習い事の類は「そろばん」「スイミング」などで、英語の先取りに繋がるような習い事(英会話など)はしておりませんでした。
私は地方の公立中学から公立高校を出ましたが、うちの母は「中学入学の段階で英語に躓いてはいけない」と思ったのか、知り合いの先生にレッスンを依頼して、私はそこに通っていました。
もう40年近く前の話ではありますが、地方の公立志望の家庭でも、英語についてはそういう「危機感」みたいなものを持つ親御さんが多かったように思います。
その点、青ティ家は危機感はあったものの、「積極的に放置した」というところでしょうか。そもそも、中受の勉強に加えて同じ勉強系の英語学習などを勧める気にはなれませんでした。
話を戻しましてチリ太郎。
私が「少々苦労するかも」と思ったのはこんなところからです。
青:「チリ太郎、学校の英語の授業は大丈夫? わからないところとかない?」
チ:「単語がなぁ…。スペルとか大変だなぁ。」
青:「ああ、正しい綴りを覚えるのは大変だよね。」
チ:「何か、法則とかないのかなぁ…。」
青:「緩やかな法則はあると思うけど、そもそも言語体系が日本語とは違うからね。覚えるしかないと思うよ。」
チ:「覚えるしかないのかぁ。大変だなぁ。」
青:「まあ、1単語を覚えるのにスペルまで完璧にしようと思っていたら苦痛だから、完璧に覚えようとしなくてもいいよ。それよりもたくさんの単語の意味を知るところから入った方がいいね。どんな言語でも、『正しく書く』というスキルは最も難しいんだから。」
チ:「はーい。」
私自身、英語がすごく得意ということはありませんでした。
それでも、英単語を「覚える」ということについて、中学時代に「大変だ」という感覚がありませんでした。
(高校生になって必須の単語、熟語を覚えなければならないという時期には大変な思いをしましたが。→つまり、もともとセンスは大して無い。)
私の頃と学習内容は大きく異なるとは思いますが、中学初期に必要な英単語なんて、細かいことを考えずに覚えるしかないと思うのです。しかし、「機械的に覚える」ということが苦手であったり、気が進まない子は一定数いることは確かで、チリ太郎は、まさしくそんなタイプに見えました。
そのようなことがあり、チリ太郎の英語学習については、アプリを使用して、「英語→日本語」のみを毎日少しずつやらせるようにしました。
時間的にはほんの10分程度の学習ですが、知識の定着よりも、習慣化することを目標にしています。
現状がその程度ですので、おそらく中間テストは
「そうとう悪い成績」をとってくると思います。
他の子がしっかり勉強をしていたら、下手をしたら赤点になるかもしれません。
でも、結果に関わらず
「これはこれで順調。いずれ追いつくから。」
と伝えようと思っています。
一番良くないと思うのは、
結果だけを見て叱ったり、落胆したり、無用に焦ったりすること。
そして、「なんとか遅れないように」と勉強量を増やしたりすることです。
(各単語を間違えがなくなるまで書かせるとか…)
そういう焦りが子供の「苦手意識」や「英語嫌い」に繋がるのではないかと思っています。
勉強量を増やすことは、本人が「やっぱりコツコツやった方がいい」と思うなら是非そうするべきですが、親が焦って無理強いするのは良くありません。
学校には学校の進度があると思いますが、親も一応は英語学習の経験者ですから、1学年ぐらいのスパンでゆるやかに「追いつける」プランを立て、「習慣化できればすぐに追いつける」「順調順調」と前向きな声掛けをしたいものです。