昨日、千葉旅行の記事を書きました。
以前から予定していたこととはいえ、こういう行事を入れ込むと、学習・生活スケジュールに大きな影響を及ぼします。
それほど、チリ太郎のスケジュールがタイトになってきているということですね。
もともと、そういう生活を子供に強いるのが嫌で、中学受験、特に私立の受験には消極的だったのですが、今や、その私立を念頭に置きながら勉強しているわけで、忙しくなるのは当然です。
ただ、当のチリ太郎は、この状況に特に窮屈さを感じているようには見えないので、子供の適応力というのは大したものだなと思います。
ただ、子供のスケジュールがタイトになってくると、先に参ってしまうのは親の方だったりします。
この点、他の方のブログ記事でも、よく、お母さまがキレている様子を見かけます。
うちの妻も、大爆発というほどではありませんが、しょっちゅう小爆発していますので、よくわかります。
私はこういうことが起こる原因は、親の忍耐力が無いからではなく、大人と子供の時間認識、時間管理にギャップがあることが大きな原因だと思っています。
うちのチリ太郎の場合、(超絶呑気なので、例として適切ではないかもしれませんが)普段の様子を見ていると、「学校に行く」、「塾に行く」、「習い事に行く」というような大きな枠でしか自分のスケジュールを認識していないように見えます。
よほどしっかりしたお子さんでない限り、この点は似た傾向があるのではないでしょうか。
驚くことに、「三食の時間」や「お風呂の時間」等、生きていく上で必要な行為があまり認識されていません。
(それより上位に「ゲームの時間」があります。)
対して大人の場合、子供がやるべきことの一覧がズラーっと列挙でき、それらの所要時間をイメージした上で、上記のような大枠のスケジュールの空いている時間にはめ込むというところまで、頭の中で計算できます。
そうすると、「どうしても足りない」「時間がない」ということがわかってしまうため、目の前でのんびりしている子供に対して、
「宿題はいつやる予定?」
「塾の予習・復習は?」
「今日中にできるの?」
「後で困るのは自分だからね。私はもう何も言わないよ!」
などと、ついつい口を出してしまいます。
私は、これらの時間管理をする上で大事なことは、
・子供と大人の時間管理、時間に対する認識は異なる
・ゆえに、トータル管理は大人がしてあげないと成立しない
という前提に立った上で、時間管理をメインで担当する大人は、
・柔軟なスケジュール管理を心がける
・柔軟性とは妥協点を多く持つことだと認識する
ことが重要だと思います。
そして最後に、これも私の私見なのですが、
「子供をスケジュールに乗せるように努力するよりも、子供の気持ちを乗せるよう心がける。」
ことが最も重要かなと思います。
よく、「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」と言われるように、しっかり計算してスケジュールをたてても、子供の気持ちがついてこないということがありますよね。
結局、マイペースでも、1つ1つやる気をもって取り組んでくれる方が時短にもなり、スケジュールがうまく回るなんてこともあります。
つまり、
やる気アップ >>> 管理の徹底
ってことです。
ですので、親としては、スケジュールを気にするよりも、子供のご機嫌取りに注力した方が、イライラせずに済むのだと思います。