人生は時に過酷で投げ出してしまいたくなる時があります。
そういう時期にある人に私は大抵、
「神様は越えられない試練は与えないらしいよ。」
と声をかけるのですが、このニュースについては、
「神様、話が違うじゃないですか! あんまりです!」
と言わざるを得ませんでした。
「中日・木下雄介投手死去 27歳 7月6日練習中に倒れ意識不明に 育成からはい上がった5年目右腕」
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/08/06/kiji/20210806s00001173140000c.html
木下投手は1軍の試合でも活躍していたのですが、ニュース記事にもありますように、プロ入りするまでも、また、プロ入りした後も試練と挫折の連続でした。
今年については、オープン戦で非常に調子が良く、開幕1軍は間違いなしで、もしかしたら勝ちパターンのリリーフの一角に入るかもという状況でした。
個人的に注目・応援していた私も、
「今年こそは大飛躍の年になる。これまでの苦労が結実する年になる。」
と思っていただけに、
開幕直前のオープン戦で利き腕の右肩脱臼という大けがを負ってしまったときには、
「なんで木下選手ばかりこんな目にあうのか」
と思ったものです。(試合もテレビ観戦していて、思わず声が出ました)
その後、手術をしてリハビリに励んでいるとのニュースを見て、復帰は来年かなと思っていたのですが…。
木下選手はマウンドでの投げっぷりとは裏腹に、私生活では弱気になりがちなところがあったそうですが、非常にしっかりした奥様がいらっしゃり、木下選手を励ましながらここまで二人三脚でこられました。(何かの番組の再現ドラマで見ました。)
そんなことを知ってからは、1選手を応援するというより、家族単位で応援する気持ちが強かったです。
それだけに、残されたご家族(お子さんもいらっしゃったはずです)のことを考えても、やりきれないですね。
本日、通勤中の電車の中でこのニュースを見て、心の騒めきが収まらなかったのですが、道中にいろいろと考えをまとめましsた。
プロ野球ファンとして、木下選手のことを記憶に残すということが、私のように無力なものができるせめてもの弔いかなと。
人が人のためにしてあげられることなんて、意外と少なくて自分でも失望しますが…。
今回は受験ブログと完全に関係無い内容で申し訳ありません。
このブログをご覧になっている皆様の記憶にも、故人の人生、生き様が少しでも残ればと思って記事にしました。
重めの記事で申し訳ありません。明日からは平常に戻ります。