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政治について思うこと

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安倍元首相が銃撃されて亡くなるという事件があり、昨日のニュースはこれ一色でした。
世界の中では比較的平和な国と思われる日本でこのような事件があり、衝撃を受けるとともに、何となく重苦しく悲しい気持ちになりました。

今日は少しだけ政治について語ってみたいと思います。
超浅はかで素人感丸出しでも、政治の話をすることが故人への供養になるかなと…。

第26回参議院議員通常選挙の投票日を明日に控えているわけですが、我が家は妻の方針で必ず毎回投票に行くことにしています。
しかし、日本の国会議員選挙の投票率というのは、近年は概ね55%前後で推移していて、約半数の国民が参加しない行事となっています。

妻は「投票しない奴は自分の権利を放棄しているんだ。そんな奴は世の中に文句を言う資格がない」などと言いますが、正直、私は投票に行かない人の気持ちがわからなくもありません。
政治というのは仕組みを考えればわかるのですが、とにかくダイナミックに変りにくいものです。(まあ、コロコロ変われば困るのは国民なので、そういう塩梅になっているのも頷けます)
ですから、自分の1票が世の中を変えるなんて…、とても実感できないですね。(そう思うべきだと言う主張自体に無理がある気がします)

そして、高度に情報化されたこの時代、政治の役割というのはますます「重要ではなくなっている」「影響度が小さくなっている」と私は考えています。
といいますのは、昔はあれもこれも国が決め、国の責任は大きく、その権力も大きかった印象があるのですが、今はどうでしょうね?
例えば、日本の国会議員全員と、イーロン・マスクさん1人の影響度ってどっちが大きいかなんて考えてみると…。(外国人と比べるなよという話ですが…)
小さな成功も独自に発信できる時代ですし、それが瞬時に世界に広がる時代です。
遅々として進まない政治の分野への期待度は下がるのが道理だと思います。

そうして考えると、今、国会議員に求める、国に求める役割って、外交と国防が1番で、それ以外は国じゃなくても、民間でもいろいろやれること、影響を与えることができるという印象があります。

超浅はかで恥ずかしい意見ですが、そんなことを思ったりします。

そんな変わりにくいシステムの中で
存在感がますます小さくなる立場で
正論が通じず
自分の主義主張に対して妥協ばかり要求され
顔を合わせるのはおっさんばかりで
その割に命を狙われたりして

国会議員になりたいと考える人の気が知れません。

外交や国防、社会保障などの分野以外でやりたいことがある人、国を変えたいと思う人は、国会議員じゃなく、別の分野で努力した方が、まだ努力が報われる可能性が高いのではないですかね…。

例え税金で給料が貰えて、さらに文書費で100万円使えたり、公共交通機関に乗り放題だとしても…、私はいやだなぁ。
志は同じでも、別の方法の方が合理的で結果も出せそうな気がしてしまうので、絶対に途中で心が折れてしまうか諦めてしまいそうです。(その前に選挙で当選できませんけどね…)

そんな風に考える私です。

チリ太郎の教育には少し悪影響があるかもしれませんが、もし政治について聞かれたなら、

青:「1票入れて世の中が変わるなんて本気で考えない方がよい。また、自分が政治家になったら世の中が変えられるなんてもっと考えない方がよい。それよりもチリ太郎が自分の能力を高めて、自分で考えたアイディアでベンチャーでも立ち上げた方が、はるかに世の中に良い影響を与えられるよ。」

と答えてしまいそうです。

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