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二兎を追う家族旅行

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春休みを利用して、2泊3日で北海道に家族旅行に行ってきました。

もともと、1年前の同時期にツアー旅行(フリープラン)を申し込んでいたのですが、コロナ禍でキャンセルした経緯があり、今回は1年越しの計画実行ということになりました。

行先としては、小樽、札幌、旭川あたりで、私は車を運転し通しでしたね。
3日の中で乗馬して山歩きをしたり、ガラスづくり体験、旭山動物園にも行きました。

しかし、実はチリ太郎が一番楽しみにしていたと思われる雪遊びは、直近の気温上昇や雨のせいで会場のコンディションが急に悪くなってしまったため、あきらめざるを得ませんでした。

チリ太郎のテンションの下がりようはすごかったのですが、お昼ご飯などを挟んで、自然に気持ちを立て直していましたね。このあたり、もともとダダを捏ねる子ではないのですが、精神的な成長を感じました。

最終的に、急遽行くことにした千歳水族館が思いのほか楽しく、教育的な内容も満載で、よい感じで旅を締めることができました。

ちとせ水族館

ドクターフィッシュの体験をするチリ太郎

家族旅行中とはいえ、他の受験生は春期講習でバリバリと勉強している時期ですので、勉強に対する気持ちは完全に切ってほしくないと思っていました。
そんなわけで最小限の荷物として、理科と社会のコアプラスを持っていったのですが、まあ、やりませんよね。

旅先の休憩時間やホテルの中ではゲーム時間が長くなってしまいました。
私は怒ることはしませんでしたが、「勉強ゼロになるのはダメだよ」とだけ伝えました。

旅行中は妻やチリ太郎が喜ぶプランを考えることに必死で、自分が楽しむ余裕がありませんでしたが、旅の終わりの飛行機で思ったのは、

「自分は実に欲張りな人間だな」

ということです。

「受験生なのだから、家族旅行は無し。受験が終わってからだよ。」

ということもできましたし、多くのご家庭がそういう判断をしていると思います。

この1年だけは受験勉強に集中し、最大の目標である「合格」を勝ち取り、親子で喜びあいたい。また、その過程の中で、子供の成長も見守りたい。

この考え方が受験生を持つ親の普通な考えだと思います。

自分は、それでは満足できないのです。

確かに、受験勉強を通じて子供の成長を感じることはできます。
しかし、見たことがないもの、やったことがないことに挑戦する子供の姿など、旅に出なければ見られない、感じられない姿というのもあると思います。

一方で、子供と家族旅行ができる機会というのも、結構限られると思います。
中学校の部活動の状況や子供の自立具合などによって、そういう機会が持てるのが小学生のうちだけだったということも多々ある話です。

そんなわけで、

私は子供の中学受験も成功してほしいと願いつつ、

中学受験以外の面でも、子供の成長する姿を見逃したくないという、

そんな二兎を追ってしまう親なのだな…と。

諺による戒めどおりならば一兎も得られない可能性が高いのですが、果たしてどうなることでしょうか。(私はもう一兎得たつもりでいますが)

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