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井の中の蛙

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「井の中の蛙大海を知らず」という言葉は「自分の狭い知識にとらわれてしまい、物事の大局的な判断ができないこと」を指すようです。

少し前の出来事になりますが、この成句を再度調べたくなるようなニュースがありました。

「昨年夏の甲子園を沸かせた花巻東高校(岩手)の佐々木麟太郎選手の進学先が、なんと米国の名門スタンフォード大学に決まった」というニュースです。

私、恥ずかしながらこのニュースに触れて、全然驚けなかったのです。
何故なら、アメリカの大学事情なんて何も知りませんし、あまりにもなじみがなさ過ぎて、凄いのかどうかがわからなかったのです。

まあ、そんな私みたいな人向けなのだと思いますが、同ニュースが流れて以降、海外通の識者が、

「これはすごいことだ」
「野球だけではスタンフォードに合格できないし、入学してからは勉強も野球も高いレベルで頑張らなければならない」

という具合に、様々な角度からこの「偉業」を解説されていました。
今週もまだチラホラニュースが流れていますね。

まあ、最近は開成とか渋谷教育学園(幕張・渋谷)など、「海外大学への進学が増えている」なんて話も聞きます。
また、そうした進学実績について、

「東大進学者数なんて古い。これからは海外大学進学実績でしょ」

などという声も聞きます。

甲子園を沸かせた逸材が東都や六大学でなく、海外を選択をするということも考えられなくはありません。そういう時代になっているのでしょうね。
しかも、米国は野球の本場で練習環境も優れている上、直接MLBを目指せる道も見えますものね。

まあ、NPBのチームに入団する可能性が小さくなったという意味で、プロ野球ファンの私としては寂しい思いもあります。ただ、佐々木君の人生には注目せざるを得ませんし、応援したいです。

そんな時代だと言って書き出してみたものの、やっぱりわからないことが多いのが海外の大学です。
私が持つイメージというのは以下のことぐらいです。(米国の大学に持つイメージ)

・学費が高い上、日本からの場合、円安も相まってよほどの富裕層でなければ進学は難しい
・日本と比較して、入学は簡単だが卒業するのが難しい(と言われるが…)
・当然、名門大学は入学するのも難しい
・入学に際して、英語も含めた「学力」も大事だが、「入学に関するノウハウ」「情報」がかなり重要らしい
・施設面は日本とは比較にならないほど素晴らしい(目で見てわかる)
・世界から優秀な学生が集まっていそう(想像)
・そういう中で、目に見えない人種差別的なものはありそう。少なくとも、選択の上での優劣はありそう(想像)
・授業や学ぶ環境が日本より優れているかは考え方次第(私には判断できない)

まあ、そもそも日本では、大学受験というのは「偏差値による序列」ありきで、一生懸命頑張って「1つでも上のレベルの大学を目指す」みたいなところがありますよね。
ただ、国内の受験ですら地域的・経済的な理由などが大きく影響します。
「学力さえあれば、完全に自由に大学を選べる」
という環境ではありませんよね。
そういう事情の中で、「〇〇大学の方が偏差値が上だから」とか、「いや、これからは海外大学でしょ」みたいな意見、また、これと同様に「アメリカの名門だからすごいことだ」みたいな意見って、どうなのかなって思ってしまいます。

例えば私は地方出身なのですが、

「優秀な人は東大に行くべきだ」

と言われても、

「いくら国立とはいえ、東京で一人暮らしなんて経済的に無理」

という理由で多くのご家庭が地元旧帝を選択する現実を知っています。

まして、「私立だったら早慶だ」などといわれても、選択肢にも入ってきません。

冒頭の話に戻りますが、

私は世界の大学事情を知らず、また、それを語れる経験も無いという点で、

「井の中の蛙」だと思います。

しかし、そうした事情を知っている人々においても、(例えば大学ランキングとか)一面的にしか比較できない人がいたなら、その人も「井の中の蛙」なのだろうと思います。

大学進学って「自分の選べる範囲で進路を選択する」ってことが重要ですし、誰もがそうしているはずです。
その外面的な部分のみを見て、

「凄い」とか「大したことない」とか、「レベル」がどうとか、

そういうのはあまり品のいい話ではありませんし、そうした議論に人を巻き込むのもよくありません。
なぜなら、皆、置かれている環境や生活事情はそれぞれだからです。
その点は、小学受験、中学受験、高校受験でも同じことですよね。

皆、様々な事情の中で進学先を決めていると思います。

その中で言えることは、「行った先で成長しようと頑張る人が一番立派」だということですね。

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