今年のプロ野球ですが、パ・リーグは比較的混戦、セ・リーグは阪神の調子が良く、頭一つ抜け出している感があります。
その好調阪神の中でも、ルーキー佐藤輝明選手の活躍ぶりは特筆ものですよね。
阪神ファンなら、向こう10年は中軸を打ってくれる逸材の出現に歓喜しているでしょうし、他チームファンでも、久しぶりに規格外の新人が現れたと注目していることでしょう。
プロ野球選手の場合、高卒、大卒、社会人や独立リーグからなど、プロに入るタイミングは様々で、その上、プロ入団後のいつ頃に主力といえるレベルに成長できるのかは様々です。
少し場合分けしてみますと
A. 高卒で入団して大卒年齢(22歳)までにレギュラー
このパターンは超1流の打者が多いです。
古くは清原、近年ですと、坂本(巨人)、山田哲人(ヤクルト)、鈴木誠也(広島)、村上(ヤクルト)などがそうですね。
B. 高卒で入団して大卒年齢以降に本格化
はっきりした選手はあまり思いつきませんが…
中村(西武)、高橋周平(中日)など
C. 大学・社会人卒で入団して1年目から活躍
このタイプは結構多いですよね。
高橋由伸(巨人)、近本(阪神)、源田(西武)など、もっと大勢います。
(ただし、このパターンで新人王を獲った後に伸び悩む選手も多いです)
D. 大学・社会人卒で少し時間を要して本格化
異論があるかもしれませんが…
和田(西武→中日)、大山(阪神)など
ファンとしては、Aのパターンの選手が早くから活躍してくれるため、一番嬉しいパターンなのですが、このパターンにはまるのは「超一流」の選手が多く、長年にわたってチームの顔となるような選手で、そうは現れません。
プロ野球ファンあるあるとして、
Cのパターンの選手が現れたとき、
「高卒の時に指名していれば(当時はノーマークだったから)、我がチームに入団していたのに…。」
と考えてしまうというのがあります。
しかし、どうでしょうね?
例えば佐藤選手などはCに入りそうなパターンの選手ですが、彼が高卒でプロに入っていたとしたら、Aのパターンの選手になれていたか…。
これは検証しようがありません。(まあ、タラレバを考えるのもプロ野球の楽しみ方の1つですが)
ただ、間違いなく言えそうなこととしては、プロ野球選手(特に野手)の場合、一般の大学生の年齢にあたる18歳から22歳頃が体力的・技術的、精神的に大きく成長する時期なんだろうなということです。
そして、この時期の環境がその選手にマッチしているかがとても重要だということがいえるでしょう。
前振りのつもりがほぼプロ野球の話になってしまいました。(いつものことです)
勉強についても、同じように「成長する時期」というのが個々にあると思います。
まあ、勉強の場合、大学入試が18歳頃に決まってしまっているため、あまりに晩成なタイプはそもそも制度にマッチしていないという問題点がありますけどね。
親としては、我が子が「一番伸びる時期」に「もっとも適した環境」を用意するということを意識したいものです。
そのためにも、我が子の様子をよく観察することがとても重要だと思っています。
私の見立てでは…、チリ太郎が最も伸びるのは中学2あたりからかなと思っているのですが。