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幼稚に見えてもひたすら待つ

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2学期の期末テストを終えたチリ太郎、長い休みに入っています。
12月中に終業式がありますが、期末試験を終わったら公立学校で言うところの冬休み明けまで、ずっと休みが続きます。
私立は土曜授業がある学校が多いので、通常の1週はなかなか大変そうなのですが、こういうところでガッツリ休みが入りますよね。
幸いにして部活動はあるようですので、最低限の生活のリズムは維持できそうですが…。

それにしてもチリ太郎、毎日ゲームと動画視聴ばかりしています。
時々自分の勉強机に席を移しますが、そこでPCを開いてプログラミングや人がプログラムしたゲームをしています。(つまり、ゲームをして遊んでいるようにしか見えない)

在宅勤務をしている妻はそんなダラダラした生活にキレまくっています。
青ティ家ではおなじみのバトルなのですけどね。

せっかく目的の中学校に入れたのだから、もう少し中学生らしいことをして欲しいなと思うこともあります。
ただ、本人がやりたいと思わないようなことをさせても仕方がありませんし、中学生になったからといって急に背伸びをさせるのもいかがなものかと思います。

例えばプログラミング。

小学生になじみのあるツールとして「Scratch(スクラッチ)」というのがありますね。
これは公立の学校でもプログラミング教育などで使用されているツールで、チリ太郎も小学生のときには学校で大作をつくっていました。

それで、親の感覚としては、

「中学生になったんだし、プログラミングやるなら少しレベルを上げてC言語とか、JAVAスクリプトとか、その他諸々のプログラミング言語をやってみたら? ゲーム作りに特化したプログラムもあるよ。」

なんて勧めたくなるところです。

しかしチリ太郎、興味は示すものの、相変わらずScratchでゲームの大作を作り続けています。

まあ、上記のように子供を上のステージへ誘導する親の心理を深堀りしますと、ほとんどは見栄なんですよね。

例えば、

・うちの子は小さいころから塩辛が好きで
・うちの子は小学生のうちから日経新聞を読んでいて
・うちの子は小学生の頃から株式投資をしていて

など、大人がやるようなことを子供がしていると、なんだかすごい子供のように見えます。
「きっと将来大物になるぞ」「この子はちょっとモノが違う」なんてね。

ただ、それが親の強い誘導によるものだとしたら、果たして何の意味があるのかなと思ったりします。

子供本人にそんな意図はないのに、親が子供を必要以上に大きく見せようとしているようなものですから。

せっかく時代が多様性を認める方向に動いているのですから、子供の成長ぐらい自然に任せたいなと思っています。

多少幼稚に見えたとしても、それがその子の成長の速度なのですからね。

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