いよいよ来週から埼玉受験が始まりますね。
もちろん、ここが本命の子には頑張っていただきたいですし、千葉・東京・神奈川組で埼玉受験をされる方についても、良い経験になることをお祈り申し上げます。
試験日本番になってしまいますと親のやれることは限られます。
そうなってみて、
「ああ、いざ本番となると何もしてあげられないな。普段の生活のサポートっていろいろしてあげられるのだから、そこは頑張らないとな」
と改めて感じたりします。
私の場合、埼玉受験も東京受験も、試験当日に最も心配していたことは、
実力が発揮できなかった
ということがありやしないか…。
ということでした。
多くの親が同じ思いだと思いますけどね。
緊張、注意力の欠如、急な体調不良なども影響すると思いますが、いざ子供を送り出してしまうとサポートすることもできませんので、本人が独力で乗り切るのを祈るしかありません。
本当に、その瞬間は無力なものですよね、親といえども。
ただ、そこに至るまでに微力ながらできることがあるので、それを精一杯やるわけです。
イメージとしては
・出発前の準備 25%
・道中の付き添い 60%
・直前の声掛け 10%
・お迎え 5%
のような比重で私は考えておりました。
それぞれで意識したことですが
「出発前の準備」では、朝食づくりと持ち物点検、時間管理を心掛けました。(あたりまえですが)
朝食は前々から考えていたメニューを作り、時間については「早すぎず遅すぎず」を心掛けました。
時間は遅れるより早い方がよいのですが、早すぎるとリズムが狂ったり、無用に緊張感が増したりするかなと思い、30分程度前に到着するスケジュールとしました。
また、我が家は東京受験を控えていましたので、ここのルーティーンがなるべく2月受験の予行演習になるように意識しました。
「道中の付き添い」は最も重要ですが、まずは一緒にいることが重要ですね。
手を繋いで歩けとまでは言いませんが、それぐらいの距離感にいることが重要かなと思います。
その上で、いっしょにいる親が冷静でなければ全く意味がありません。
電車が遅れようと、忘れ物をしようと、
「大丈夫、想定内だから」
と言える精神状態である必要があります。
そのためにルートを下見したり、トイレやコンビニの場所などの周辺環境を確認したりするわけですね。(そういうことは当然一人で暇なときにやっておきます)
「直前の声掛け」は印象に残るシーンではありますが、難しいことを言っても多分あまり伝わりません。
イメージとしては、ボクシングのセコンドのような感じでしょうかね。その時の子供の様子を見て、重要なことだけシンプルに伝えた方が効果がありそうです。
私はメッセージを書いたメモ帳を本番日に手渡すようにしました。
最も緊張感が高かった2/1を過ぎたらもう飽きられた感もありましたが、この方法は試験の待ち時間の時間潰しになったり、言葉で伝えるより多くのことを伝えられたり、前の試験のことを思い返したりできる点で良い方法だと思いました。(自画自賛)
私が思ったのは、試験会場に入ってからの待ち時間がある程度あるので、そこで緊張が増してきてしまうのではないかということですね。この方法はそれを緩和するために考えたものです。
そのため、同じ文字で伝えるのでも、「手紙」にするのではなく、「メモ帳」にしたのです。
ページをめくる分、気が紛れるのではないかと考えたからです。
「お迎え」は当該試験に関しては重要度が低いですが、試験は続きますので、その日の出来事をどう解釈して返すかという点で重要です。
よく、「出来栄えは聞いてはいけない」みたいなことを耳にしますが、お子さんのタイプ、その時の様子次第かなと思います。
親が知りたいからということで根掘り葉掘り聞くのはよくないと思いますが、その日の出来事をしっかり解釈させるということは、直後にやった方が効果がある場合もありますからね。
私の場合は以上のようなことを考えて本番に臨みました。
結果として、チリ太郎はそんな気遣いなど必要ない程、試験に関して(だけ)は物おじしない子でした。
しかし、それは後からわかったことで、模試などでは「そういうタイプかな」と思わせるところもありましたが、何しろ日常生活では生活力がなく、全く機転も利かない子でしたのでね。本当に心配しました。(想定外のことが起こると慌てるタイプですし)
子供はいつしか忘れてしまうかもしれませんが、親にとっては懐かしく、そして忘れられない思い出です。