中受終了組の皆様はゆっくりできていますかね?
この時期、子供は地元の友達との最後の小学校生活を満喫していると思います。
一方、親は入学に係る準備があったりして、もちろん、公立校に進学するご家庭だって同じですが、新しい環境に子供を進めるために、思いのほか忙しい時間を過ごされているはずです。
その思いのほか忙しい時間の中で、
「中学に入ったら塾はどうしよう?」
なんて思ったりしているはずです。
まあ、受験組でも3分の1ぐらいの方はそうしたことを中受期間から考えていらっしゃり、即断即決だったりするかもしれません。
でも、私もそうでしたが、多くの方は「受験が終わった後の子供の心境、希望などを聞いて、相談して決めよう」という方針ではないでしょうか?
まあ、子供の意見聴取から始めるので結構時間がかかるのですけどね。
結果、
「春期講習を受けてみて決めようか」
なんて結論になるご家庭もあるかと思います。
鉄緑会、SEG、東進、あるいは、サピックスや早稲アカだってあります。
いろいろ勧誘のチラシを頂いたりしますし、DMも来たりします。
我が家は春期講習は受講させませんでしたが、中高生活に希望を膨らませている時期であり、中受が終わって学力的にも(その時期の)ピークにある時だからこそ、春期講習に通わせるというのは悪い選択肢ではないと思います。
チリ太郎の場合は…、他の子に比べて受験勉強期間も短かったですし、短期集中と言えるほど密な勉強もしていませんでしたが、受験明けの「少しゆっくりしたいアピール」だけは一丁前でした。
まあ、それでも遊びたい盛りの頃に勉強をさせたことは事実ですので、好きにさせましたけどね。
チリ太郎の中高一貫生活を1年見守ってきた私が思うのは、
中高一貫生活は「圧倒的に日常との闘い」であるということですね。
中学受験は平均3~4年の準備期間で臨む子が多く、期間だけ見ると「長い期間しっかり準備している」ように見えますが、実際には子供の精神年齢なども考慮すると、
「短期決戦」であり、「一時的な勉強」という感覚があります。
なんというか、日常生活に中受対策という付加要素が加わっている感じで、そこに一体感は無いのですね。
その時の生活を何年も続けるようなものではありませんから、受験が終わったら付加要素が外れます。
一方、中高一貫生活は「特別な期間、一時的に頑張る」というより、日常生活がとにかく続くという印象があります。
まずはその日常生活を(トラブルなく)スムーズに過ごすことが第一で、可能であれば、その日常生活の中に勉強の時間をうまく組み込みたいところですよね。
そうしたことがわかっていて選択肢として「塾」という方法を選ぶなら、それはアリですよね。「塾」という要素を日常の中に入れ込んでしまう戦法です。
私の感覚的な話を続けるなら、中学1年や2年という段階であれば、日常に「塾」を組み込む作戦は効果は低いかなという気がします。
そこまでしなくても成績は維持できますしね。
あまり費用対効果みたいなことを考えないのであれば、やらないよりやった方が良いのは間違いないですけどね。(子供が嫌がっているのでなければ)
ということで、少々取り留めのない話になってしまいましたが、そんなふうに考える私はチリ太郎の日常生活の質が徐々に上がっていくことを期待しています。
バリバリと勉強する必要なんてありません。
また、目に見えて充実した日常である必要もありません。
あたりまえに過ごす日々の中で、授業はしっかり聞いて、そこで教わった内容を時々思い出したりしながら生活してくれたらよいなと思っています。